概要
始まりは母が残した一冊のノートだった────
中学三年の夏、榎野継(えのきのつなぎ)は寝台列車に乗って島根に向かっていた。目的は島根にいると言う祖母に会い、幼い頃に死んだ母の話を聞くことだった。
しかし母が残したノートには「神の住まう地より先、山の中腹にある」としか書かれておらず、全く見当が付かない。
仕方なく観光の目玉でもある出雲大社を訪れ参拝していると、どこからともなく鈴の音が聞こえて来た。
誘われる様にその音の方に進んでいくと、本来あるはずの遥拝場が無く、代わりに不可思議な材質の門が備え付けられていた───
しかし母が残したノートには「神の住まう地より先、山の中腹にある」としか書かれておらず、全く見当が付かない。
仕方なく観光の目玉でもある出雲大社を訪れ参拝していると、どこからともなく鈴の音が聞こえて来た。
誘われる様にその音の方に進んでいくと、本来あるはずの遥拝場が無く、代わりに不可思議な材質の門が備え付けられていた───
いつもお読み下さりありがとうございます。今後もゾクリとする物をお届けします。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?