第9話【逃走】
柄の悪い女子達が頻繁に使う「先生トイレ」を使ったのは初めてだった。相当苦し紛れの言い訳だったけど何となく察してくれた様で、特に言及される事なく口論の場から離れられた。嘘をついたのなら堂々と離れに戻ればいいのに、わざわざ律儀に行こうとする所が我ながら子供だと思う。行きたい訳ではなかったけれど、背中に刺さったままの視線も痛いしバツも悪いしで僕の足はトイレを目指していた。
昨日今朝と教えて貰わないと辿り着けなかったトイレも流石に覚えられたようで、二百年前に作られたらしい青みがかった陶磁器の壺を発見した。この壺も妖怪か聞いてみたけれどそんなことはないらしい。二世紀も前の壺がどのくらいの値段になるのか知らないけれど、割らないようにって注意されたくらいだからさぞかし高いことは間違いない。
これを目印に左に曲がって突き当たりを右に曲がって、あとは道なりに真っ直ぐ行けば右手に厠の文字が見えてくる。右を見ても左を見ても同じ部屋、同じ配置、電球も壁の色も、同じ景色の繰り返しだ。たまに置いてある壺以外は本当に何の変化もない。こんな山奥だから凝った作りなんて出来ないだろうし、別に豪邸を作りたい訳でもなかっただろうし。まあ、昔も今もこの屋敷なら豪邸って言ってもおかしくはないか。
きちんとトイレを発見し、出もしないのは分かりつつも一応チャレンジしてみる。流れる所に蓋がしてあるのって高速バスぐらいでしか見た事なかったけど、田舎のトイレってみんなこうなのかな。妙にここだけ新しいというか、いや新しいんじゃなくて昭和っぽいというか。壁が若葉色の四角いタイルで床が紺色の石畳。しかも和式。他の部屋は古式ゆかしきなんだけど。
「はぁ・・・・・・どうしよっかな、一回戻るか・・・・・・でもなあ」
手を洗いながらこの後のことを考える。逃げて来たはいいものの、この後何をするかどこに行くかはかなりの難題だ。戻る選択肢もある。選択肢があるだけで選びたくはない。じゃあどうするってなった時に離れしかなくて、でも見つかった時の言い訳を考えるのもそれはそれで物凄く面倒臭い。
でも、その方が楽な気がする。
悶々としたままトイレのドアを開けると、錆びついた蝶番がドアの重みに耐えかねて、きゅいっとネズミの断末魔みたいな音を鳴らした。普通の物は古くなったら手入れしてダメなら交換を繰り返して、いつかは壊れて捨てられる。このトイレも使い勝手が悪くなったから交換されて、多分そのうちもっと新しいのに交換されて蝶番と同じ運命を辿るに違いない。勿論そんな遠く消え去ったトイレや蝶番に思いを馳せてるんじゃなくて、その「物」っていう枠組みから外れたらどうなるんだろうってふと頭をよぎっただけ。完全に壊れないのか、それともやっぱりいつかは消えて無くなるのか。そもそも何を食べて生きているのかも分からないし、生きてるっていう定義で合ってるのかも曖昧なとこだけど。でも見た目上動いている訳だしなあ。
同じ様に壺を目印に曲がってとりあえず縁側に戻る。どうせ離れへ続く廊下にもそこからすぐだし、気まずい空気がまだ漂っていそうならそのままそっちに行けばいい。なんならそのまま荷物を持って・・・・・・
「・・・・・・あれ?」
次の角を曲がれば縁側が見えるはずだったのに、また廊下が続いていた。もしかして角を一つ間違えたかもと思いそのまま丁字路まで進んでも、左右には廊下が真っ直ぐに伸びているだけで、見つけられない間違い探しのようだった。
トイレまで戻ればいいのかそれとも左右どちらか決めて進めばいいのか。この時の僕はまだ「ちょっと迷った」くらいにしか考えていなかったし、家の中で迷子になるなんて恥ずかしくて電話する気にもなれなかった。
すぐにでも電話を掛けて迷ったと正直に言っていれば、まだ。
「左・・・・・・かな?」
と、勘を頼りに歩みを進める。少なからず感じている焦りと、未だ残る罪悪感、それに昨日の出雲大社での出来事。街中で食べるであろう郷土料理やお菓子、残りのお金。もしもこのままこの家からも逃げ出してしまったらどこに行くのか。当てはないが終わりある旅。本の妖怪、ゲンさん、セツさん、鳴海、そして母さん。その思考の隙間に入り込む父の冷めた顔。どうして母さんが死んで・・・・・・代わりに・・・・・・死んで欲しいんじゃない。そうじゃなくて・・・・・・。
思考は僕の歩みと共にグルグルと回って堂々巡りになり、終着点を見失っていた。ただ、思考を止めなかった事だけは自分を褒めてもいいかもしれない。
「・・・・・・また右? さっきも右じゃなかった?」
振り返ると廊下は左に折れているのが見えて、前を向くとその先で廊下は右に折れていた。
僕は一旦立ち止まって考えを巡らせる必要があった。丁字路を左、更に左、右、右、右・・・・・・明らかに何かがおかしい。数えていた訳じゃなかったから正しいかは分からないけれど、今回を入れて最低でも三回は右に曲がったはず。本当なら今僕がいる所は、丁字路なり縁側なり何かしらの物が無いとおかしい。
頭の中にこの屋敷の間取りを思い浮かべる。母さんが書いた時から改築していなければ、正方形を二つ横に並べた形をしているはずで、ぼくはその繋ぎ目を通過して縁側や玄関がある方に渡って来た、そう思っていた。もしくは僕の記憶力が乏しくて、縁側がある正方形からもう一つの正方形の方にきてしまったか。でもそうだとして、そうだとしなくても目線の先の廊下が右に曲がっているのは間違いなくおかしい。
どこにも入り口が無い、真四角の家・・・・・・。
来た道を戻る? ヘンゼルとグレーテルみたいにここに何か目印でも落として前に進む? どれも正解じゃない様な気がする。いやでも念の為に確認しに行った方がいいか。単純に僕が間違えただけの可能性もあるし。
そう思って確認しても状況は変わらず、むしろ現実である事の証明にしかならなかった。加えてどうして今の今まで気付けなかったのか自分でも不思議なくらい自然に、最初からそうだったみたいに、いや思い返せば本当に最初から。
見回れど見回れどこの屋敷には縁側を除き、全ての壁に窓が無かった。
この状況になってからそんな重大な事に気付くなんて、僕はどこまでバカなんだ。携帯も縁側に置きっぱにしたままで、どうやって外に助けを求めれば・・・・・・偶然誰かが助けに来てくれるなんて、そんな都合よくいくわけがない。外側じゃなくて中心に向かうのは? 案外上手くいくかもしれないし、それはまだ試してない。希望的観測どころかほぼ百パーセント抜け道が無いだろうけど、何か抜け出すための手がかりがあるかも。自分の精神状態を上手く把握出来てるとは言えないけど、今動かなきゃダメだと思う。
「よし」
空元気を出して延々と続く襖に手を掛けたその時だった。
何故か視線を感じ、ついさっき曲がったばかりの角の方へ顔を向けると、女の子が柱の陰から半分だけ顔を覗かせこちらを見ていた。
ドキリとして思わず声が出そうになったけど何とか押し込み、その子を見る。背格好は近いが鳴海ではない。彼女の顔立ちよりも丸くおかっぱ頭で、こけしとか市松人形を思い起こさせる古風な顔立ちをしている。話には聞いていないがセツさんの知り合いか、ゲンさんの娘の可能性も捨てきれない。でなければこんな山奥深くの屋敷に女の子が来るわけがない。それこそ幽霊や妖怪でもない限りは……
「あ、ちょっと……」
話しかけようとする前にその子は柱の陰に引っ込んでしまい、ぱたぱたぱたと足音を立ててどこかへ立ち去っていく。あっけにとられた僕は
「何だったんだろ……」
と数秒のんきに考えていたが、そんな事をしている場合ではないとすぐに女の子の後を追いかけた。彼女がどこから来たにせよ、どこからかここまで来た事は間違いなく、彼女を追いかけていきさえすれば外に出られるのだ。急いで角を曲がると、彼女は更に先の角を右に曲がる寸前で、見失わない様に足を速める。
僕が角を曲がると彼女は更に先の角を曲がっており、もう追いついただろうと思うと更に先に進んでいる。おかしいと思ったがこの迷路内で分かりやすく縋れる物が目の前にあって、縋らない人はそうそういないだろう。彼女が本物の人であるかどうかさえ疑わしいのに。
そうやって複数回曲がった先に、違った景色が突如として現れた。
廊下の先に閂付きで木製の重厚な扉があり、屋敷と同等かそれ以上に古い様に思える。開いた扉の先は真っ暗な洞窟に繋がっており、ぼんやりと光る蛍光灯が壁にいくつもかかっていた。どれだけ深いのかは蛍光灯の数だけでは把握出来ない。
彼女が着ている着物の袖が、開いた扉からチラチラと見えてはゆっくり遠ざかっていく。
「一人で入ると危ない」
そう祖母は言っていたはずだが、彼女は入ってもいいのだろうか。錠前が外されているという事は彼女が鍵を持っているか、既に中に誰かがいるのだろう。どちらにしろ追って問題はない、のかもしれない。
彼女を追い扉へと近づくと急に視界が明るくなった。見上げると屋根は無く、瓦の黒と山の緑で縁取られた青が見える。間違いなくここは掃除の時にみたあの場所だ。
ここを乗り越えれば外に出られる……この洞窟へ進むかまた屋敷内に戻るより懸命な判断と言えるのではないだろうか。そして祖母かゲンさんの元へと戻り事情を説明すべきだろう。何か起きてしまったらあの回廊と同じ様に僕では対処できそうにない。
そうこう逡巡している間に彼女の足音が聞こえなくなり、代わりに
「……継……継」
懐かしい声が洞窟の奥から小さく木霊した。
僕はその声の誘惑に打ち勝つ事が出来ず洞窟へと足を踏み入れてしまった。
至る所から水の滴る音が反響して聞こえ、上着を着ないと鳥肌が立つくらいの寒気が漂っている。洞窟は天然の冷蔵庫とはよく言ったものだが、まさにその通りの気温だ。山の上にある事も相まって余計に低いのだろう。地面には池にある様な遊歩道が設置され、人二人が余裕で通れる幅はある。道の真ん中と両脇が薄く窪んでいるのは、長年ここに何かを運び入れているからだろうか。携帯のライトで届く範囲の奥を照らすと遊歩道には手すりがなく、万が一足を踏み外せばつらら上に鋭く尖った鍾乳石の上に落ちてしまう仕様になっている。その鍾乳石が一面にある所を見るに、ここは天然の鍾乳洞だと思って間違いなさそうだ。こんな湿気のありそうな場所に手すりの一つもないとは何とも不親切極まりない。
その鍾乳石には等間隔で規制線の様に紐がくくりつけてあり、紙垂──神社にある稲妻状に切られた白い紙──がご丁寧にぶら下がっている。この紙垂には祓具としての役割や、境内などの神聖な場所と俗世との境界線としての意味がある。それが鍾乳洞の入り口から奥の方まで延々と続いている……やはりただの鍾乳洞でないようだ。
「……継……継」
僕を呼ぶ声は更に奥の方から変わらず木霊する。
10メートル程進むと道は右に折れ、そこからもう10メートル程で左に折れると、そこにはまたしても重厚そうな扉が現れた。今度は木製ではなく金属の扉。素材は鉄っぽいが錆びとカビで変色が進み青銅の色味に近くなっている。声はこの内側からの様だが……
ここでも閂が付いているがきちんと閉められている。錠前こそないが問題なのは閂が遊歩道側に付いていて、周りには誰もいない事だ。遊歩道に分岐も隠れられそうな穴も無く、相当無理をして体をねじ込めば入って行けそうな狭い横穴はあるが、まず服が引っかかってすぐには通れない。
「やっぱりか……」
当たって欲しくはない予想が当たったみたいだ。もう一つの予想は外れてくれればと思うけど、それも難しそう。閂があるのは何かを保管するか、中にある物を逃がさない様にする為。悪い予感しかしない……
「でもここまで来たしな」
ここで止めておく選択肢が無いのが、僕がまだ子供である証拠なのかもしれない。僕に所謂霊感があれば予感の証明が出来るのだろうけど、残念ながら出雲大社でもここでもそんなものは発揮されないみたいだ。
キュイ、キュイ
と甲高い音から察するに、油を差している様子は無いが、かと言って完全に放置している訳でもない。必要な時に必要なだけ来ている。
閂を右にスライドさせ、両手で掴み直し力を込めて引く。が、ほんの数ミリ開いただけで止まり、体重を乗せて思い切り引っ張ってやっとじわりと動き出した。重々しい金属音が冷えた空気を揺らし、振動で天井から水滴が落下して肩に滴って来る。
開ききった扉からは更に冷たい空気が外に向かって飛び出して、少し体が押されるくらいだ。僕よりも小さい子供だったら倒れこむんじゃないだろうか。そう思って後ろを見ると、真後ろの鍾乳石の色が他より少し違うようにも見える……いやきっと気のせいだ。それこそ勘違い、先入観ってものだ。気の迷いを振り払い、扉の中を覗き見る。
「……凄い」
圧巻、その一言に尽きる程、扉の中には大量の『それら』で埋め尽くされていた。くの字型で二十畳程の広さで、高さは3メートルあるかないか。蛍光灯が横穴にも設置されているから、もっと奥にも部屋がある。あの看板の無い雑貨屋もどきとは違い理路整然と並べられているが、量は同じくらいか、むしろそれ以上ありそうだ。ぱっと見の印象として、古今東西、骨董品と呼ばれそうな物が多数を占めている。懐中時計に姿見、ナイフ、巨大な絵画。それらに薄暗い電灯が陰影を濃く作り出していて、窪んだ瞳や折れた腕、褪せた箱の隙間に重苦しい空気を抱え込んでいるようだ。貼られた御札と紙垂が無ければ、今にも全員が一丸となって僕に襲い来るんじゃと思わせる雰囲気がある。
この全部が呪われた代物なんだろうか。
棚の物に触らない様に奥に進んでいくと、一つ奥の部屋の角にあの女の子が立っていた。
遠目には分からなかったが、かなりみすぼらしい布切れの様な着物に黒髪のおかっぱ、これといった特徴の無い日本人らしい顔立ち。改めて見てもこけしや市松人形にしか見えない。もしかしたら彼女も付喪神なのか、ともすれば会話が成立するのかもしれない。あの出口の無い迷路から脱出させてくれるならば、どうしてセツさんのいる所でなくこの保管庫らしき場所にしたのかを聞きたい。
「あの……あそこから出してくれてありがとうございます」
「…………」
「あなたは付喪神の一人、ですか? ここに連れて来たってことは何か手伝って欲しいことがあるんですか?」
表情筋をピクリとも動かさずに無言で僕を見つめる彼女。先入観もあってより無機質に見える……これだけ近くにいても人かそうじゃないかを判断出来ないなんて。オーラが見える様になればいいのに。
「もしかして僕のお母さんの事何か知ってるんですか?」
すると女の子はすうっと左手を上げどこかを指差し
「あっ」
次の瞬間には姿が消えていた。急いで駆け寄っても少しかびた匂いをほんの少し残しているだけで、彼女の正体に繋がりそうな物は無い。またどこかに佇んでいるのかと辺りを見回したが見つからず、彼女はその指差す先へと案内に来ただけだったようだ。
彼女が指差した棚には大量の本が並べてあった。漢字表記の物には「呪」「殺」「術」「霊」の文字がほぼ確実に入っており、英語やそれ以外の言語は六芒星や黒山羊の絵が描かれている。表記の無い本は既に内容を検められているのだろう、日誌、随筆、手紙とジャンル毎にきちんと分けられている。セツさんが持ってきた手紙の束とはまた別物の様で、周囲の骨董品と同じく一つ一つに御札で封がされている。
それらの中に僕が持っているノートと似た色の冊子に目が留まり、出来る限り他の物を触らない様引き抜いた。造りもサイズもほぼ同じで、特に御札で封がされている訳ではない。日誌の欄にあったこの冊子には年代や模様等は無かったが、『穢世ノ渡リ■■■』と遊び紙の下部に書いてある。
穢世……字面だけでも良くないイメージが連想される。地獄だとか冥界の方が馴染みがあるが、穢れている世は聞いた事が無い。渡りのあとが掠れて読めないが、渡り方なのか渡って来た後の事なのか……。
それから中身を検めようとページを捲った時、僕が入って来た方角から
ギイィィィィィ…………バタン
と重々しく閉じる音が鳴り響き、続いてガチャンと何かがその奥で落ちてそれにぶつかった。そしてぶつかると同時に点いていた電気が全て消えた。
いつもの事ながら僕はもっと慎重に行動すべきだと、後悔する前にチラとでも考えないのか。
たらればの話はあまり好きではない。あの時こうしていればなんて空想は、どれだけやった所で無駄でしかないし、虚しくなるだけだ。それでも人が縋ろうとしてしまうのは、次に選択を迫られた時により良い選択をして、それで過去の過ちを軽くしたい為だからだろう。勿論軽くなるなんて夢物語だけれど、あえて僕がそれに縋るとしたら。
塀を乗り越えず彼女の指差した方向へ進み、この手記を手に入れた事をやりなおしたい。そうすれば僕は朱璃を失う事は無かったし、鳴海やセツさんもゲンさんも死ぬ事は無かった。
目の前の重大な選択は一瞬で過ぎ去り、僕がこうしている間にも外の世界でも同じく時間は無慈悲に過ぎていく。
過去に戻れるならば、何度でもやり直せるのならば……。
静まり返った暗闇の中携帯のライトを点けると、一つ前の部屋への入り口に僕の背丈を優に越える白い靄が佇んでいるのが見えた。靄は段々と形を成していき、中世ヨーロッパを彷彿とさせる白いドレスを着た女性へと変貌した。数秒見惚れる程にその人は美しく、まるで絵画から出て来たお姫様の様だった。これがもし普通の出会いだったなら軽い会釈でもして、優雅なティータイムと洒落込んでいた所だろう。
その左手に握られたアンティーク調のナイフから血が滴っていなければ。
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