「ワルツ」を含む小説

ヒーローに憧れていた幼稚園、だんだん夢が分からなくなって、人付き合いも苦手になって、高校一年生になった切原永利は周りの声を遮断するようにイヤホンをつけ、お気に入りの曲を聴いて過ご…

ずっと見ていたことがバレないようにするために目をそらすの、分かる。あると思う。こんな学生時代が送りたかったというアラサーの嘆き。

　拙作『ショパンのワルツをもう一度』の続編です！

母細胞と娘細胞の生態系のネットワークを親核種と娘核種の崩壊反応サイクルから意識の海のアクセス領域を放射能汚染のワルツステップで確率的に近親相姦させ、フォトニック結晶のフラクタルな…

　頭脳派で寡黙な兄と、肉体派でひょうきんな弟。二才差の彼らはあらゆる面で正反対の性格であったが、幼い頃から仲が良く何をするにもいつも一緒だった。 　そんな兄弟の間にも思春期を境に…

犬は猫に、棚に置かれているドックフードを下に落としてほしかった。でも、猫は断った。それでも、犬はドックフードを欲しがっていた。猫が取った方法とは。

　豪華客船《マクリル》は海の底に沈んだ。従業員として働いていたロボット達《アンドロイド・ムーサ２．０》と共に。 　この物語は僕が記憶する、沈んだ豪華客船と運命を分かち合ったロボッ…

朝、昼、夕、夜、晩 それぞれをテーマにした別々の短編がいつの間にか一つにまとまる今作。 それぞれの副題は以下の通りです 朝　予告された死（小学生の時に考えたやつ） エリー…

五分で読めるミステリー。 バーでの会話を楽しむ2人の男。その行く末を見守ってください。

「私とワルツを踊りましょう？」 そう言って次々と殺人を犯す宮里笑舞(みやざとえま)。 彼女がどんな人生を送ったのか、殺人を犯す理由は何なのかを紐解く現代ドラマ。

もうすぐヴァイスラント公国に精霊がやって来る。建国の降臨祭の最終日、国王は最愛の人とワルツを踊らなければならない。けれど国王ギュンターは浮名を流すばかりで、まだ独身。そこで立ち上…

監獄の中で知り合ったインテリ・ノッポ・オヤッサン、三人とも気が合って出所祝い、そこにはマリーという名の歌手がおり、インテリは彼女に恋する。マリーの夢は町一番のシーサイド劇場でミュ…

「自分もしくは相手の出したお題一つにつき一句読む」という句会でした。

訳ありと思しき第三王子アーベルとの婚姻が決まったエルナ。 意を決しその邸宅に行くと、そこにはすでにアーベルに溺愛されたニナという声のない少女が居た。 主人公になれないと悟ったエ…

「僕」…太陽の街に住む手紙書き。誰かの代わりに手紙を書いて、それを太陽に見せる仕事をしている。 「君」…月の街で暮らしている、「僕」より先輩の手紙書き。「僕」に道具を与え、手紙の…

２００８年完結

　ルシェフ・ブラウンは元勇者だ。彼は死後に女神の計らいで異世界に転生し、一冒険者として第二の人生を慎ましやかに送っていた。 　《ストワルツ・ブレイズ》は、中央の国屈指の実力者パ…

両想いなはずなのになんだかもどかしい。 音楽も絡むと普通の恋愛とも勝手がちがう？ 10歳上のお姉さまに育てられるアーティスト男子奏汰(かなた)には、いずれ夢か恋愛か選ばなくてはな…

ペンギンたちのお話ですね。 添付されているリンクは、画像投稿サイトのみてみんにて活動されております、 天理妙我さまか製作されました、フェルトアートの撮影写真へのものです。 …

ブラームスのワルツを聞いて思いついた小説です。 華やかなワルツではないですけど、のんびりしていて、良いなと思ったので。 同時に、製鉄所についても客観的にみる機会になりました。