「ハロウィン短編」を含む小説

「お前との婚約を破棄する！」ヘンドリック第一王子の宣言に、婚約相手である侯爵令嬢は微笑んだ。 「承知しました。だって夢の中の話ですもの。痛くも痒くもありませんわ」 夢？　彼女は何…

10月31日ハロウィン。その日は人間の子どもがオバケに仮装をし、お菓子をお強請りする日。しかし、オバケもまた、人間に仮装してお菓子を強請るのだ。そんなハロウィンに、一人のオバケが…

マイペース兄貴が女装してから２年、受験生となったツンデレ妹の元に大学生になった兄貴がやってきた。「朱美！パンケーキを焼くぞ！」と意気込む兄貴。今から兄貴の彼女が来るらしい。ツンデ…

ハロウィンって楽しいイメージの方が大きくないですか？ でもハロウィンってもともとお盆みたいなものらしいですよ。 死後の世界との扉が開いて、先祖の霊が戻ってくるとか。 でも…

10月31日。 　ハロウィンの仮装をした子供達に混じる黒ずくめの少年。 　人間に裏切られ続けたせいで人間が大嫌いになった黒ずくめの少年は、ひとりの幼い少女と出会う。 　その幼…

秋と冬の境界、冥界と繋がる日。 死者は生者の領域へとやってくる。その対策をするのは死霊術師の役目だった。 「コープスホワイト」本編終了後の番外編です。 本編はこちら。 ht…

「花火がすごいはずだよ。その紙袋の中身はバーンブラックというものだ。ウイスキーと紅茶と果実とスパイスを練りこんだ生地に、占いに必要なものを練りこんで焼き上げたら完成だ」 「占い？…

＜2024年ハロウィン創作＞ ボクはおばけ。 気づいた時には、ボクはひとりぼっちだった。 ただ、みんなと一緒に遊びたいだけなのに、みんなボクのことを見ただけで、逃げていっちゃう。…

Xの創作タグ「ハロウィンノベルパーティー2024」のお題をまとめています。 【佐和商店怪異集め】 【剣と盾の怪奇録】 【扇形家奇譚】 【僕と】 各シリーズごちゃ混ぜ。緩く参り…

とりあえず秘境に来た小説家。言われるがまま参加することになった「おどかしまつり」 そこで繰り広げられるとんでもない出来事とは。

「あの、お心遣いには感謝しますけど、お兄さんのことは半分も信じてませんからね」 「しっかりしてるねえ。ひとまずは俺、初対面の馴れ馴れしくて怪しいお兄さんってことで」 （※本文より…

親愛なる皆さま、わたくし、ヴィスタのティーパーティーへようこそ。 皆さまを極楽にいざなう体験を今回はご用意させていただくわ。 （しろたさんの一本書きの企画に参加させていただいてい…

よろしくね、と返してきた詩人の手に眼を向けると、今夜の夕食の食材なのか、つやつやしていて、苔のような緑と赤紫が印象深い、黄色がかった濃茶の根菜が、ひとつ、握られていた。

ハロウィンの夜、弟をびっくりさせようとお化けに仮装してベッドで待機していたら、弟の彼女が男を連れて部屋に入ってきた。そして……！？

尊大マイペース銀髪少女の“プロフェッサー”は、今日も今日とて珍妙なるテーマを研究室へ持ち帰る。 果たして、大柄不愛想青年の“助手”は彼女のあくなき好奇心に応え、失われた人類文化の…

『元カレのママと付き合う女の話』ハロウィン短編。 （本編：https://kakuyomu.jp/works/16817139556553747510） 本編終了後の一幕ですが…

　ハロウィンが嫌いな主人公、裕貴(ゆうき)は引っ越してきた街全体が、ハロウィンムードなのにうんざりしてしまう。 　ハロウィン当日、バイト先でトラブルがあり止む無く出勤することにな…

とても短いハロウィン短編です。 数年前、持病で最愛の夫を亡くした私。 ハロウィンの今日。もう何度目かは分からない1人のハロウィンナイトに耽っていると、信じられない不思議な出来事…

男の子がお菓子をもらいに家を出たとき 辺りはもうすっかり暗くなっていて 他の家々はもう灯りがついていませんでした 街外れの古びた家から始まる 心温まるちょっとおかしなハロウィン…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…