「昔 短編」を含む小説

　城塞都市『ニエルティ』の東には『チェスティングの森』が広がっている。 　ある時、森で仕事をしていた7人の木こりが行方不明になってしまった。一体、昔から恐ろしい噂の絶えない不気…

昔書いた短編です 50のお題に沿って書いています

男は１人、１０年目の親友の命日に墓へやってきた。ずっと親友が何故死んだのか、それだけを探し続けて男は生き続けてきた。そして──それを手放すことに決めたのだった。

古びた民家の縁側で、ひっそり語られる不安で不穏な世間話。 昔からの顔馴染みの『何をしているのか分からない』職業不詳のご近所さん・日下が暇潰しに語る、怪異というにはささやかで与太と…

半年ぶりに再会した母は、おでこにあった、おはじきの様に丸くて、ぷっくりと膨らんだほくろを取っていた。忘れてしまった昔の私の話。

思春期の娘と、その父親。 昔は何でもよく話していたのに、最近はからっきし。 それが思春期と言うものかもしれないが、やっぱりさみしいものだ。 こうして初夏の休日もまた空しく過ぎてい…

それは、今よりずっと昔の、遠い国でのお話。 何故か人間の言葉を話すことのできる犬。 野良犬だったこの犬が、ひょんなことから猫のふりをして盲目の老人と巡り会う。 そうして、”ネコ”…

昔書いたお話や、ごく短い短編を集めました。 どのお話から読んでいただいても大丈夫です。 随分と古いのもありますが・・・ 花と蜜蜂：時は平安。浮き世も知らぬ姫の世界は、小さいな…

弁当屋でバイトしている大学生の綾（あや）は、あるとき昔の同級生である妃芽（ひめ）と再会する。 久しぶりに会った彼女はロリータ服を身につけ、ホストやヒモなど碌でもない男に入れあげ…

その昔 身を清め子を作れなくも仲睦まじきはおばあさん

30歳を超えたある日。 久しぶりに自宅に帰省すると、親から結婚の話を出されてうんざり。 気晴らしに近所を散策していると、神社から仲の良い幸せそうな家族を目にする。 何気なく見た家…

昔、とある事故から幼馴染の記憶を失ってしまった主人公――月待颯。彼は今日もいつもと変わらぬ日常を悠々と過ごしていた。早起きだが、欠伸をしながら向かう駅。そして乗る電車。そう、ここ…

　遠い昔の豊(とよ)葦原(あしはら)中津(なかつ)国(くに)。 　老夫婦アシナヅチとテナヅチはすでに七人の娘をヤマタノオロチに生け贄(にえ)として差し出した。 　そして今さらに最…

昔々あるところに、「イノセンス王国」という小さな国があった。その民は、近くにある「メチャヤバの森」の恐ろしいドラゴンの脅威に怯えていた。 そこで立ち上がったのが、「イノセンス王…

　昔、男ありけり。 　この出だしを典型とした、平安初期の文学作品をご存知……なのは、古典に親しみを持っている方か、学校などで勉強して見聞きした方くらいだと思いますが。 　かくいう…

私の昔の短編小説です。 不条理劇な感じで書きました。 面白いと思っていただければ幸いです。 三年前の翻訳です。日本語はとても酷いです。 http://yogah.blog.fc…

異星に墜落した主人公のお話。 昔懐かしいＳＦショートショートとなっております。昔懐かしいのは筆者の勘違いかもしれませんのであしからず。 以前某サイトにて開催していたコンテスト「…

　国を追われ、レジスタンスに身を落した王女とその護衛騎士が召喚した｢モノ｣は、確かに古の“神”の一柱だった。“神”は願いを叶えるためには、代償が必要だと言うが……。 　かなり昔…

昔住んでいた家の庭先で祖母が一斗缶で何かを燃やしていた――。

昔むかし、空の星は天使が運んでおりました。