「純文学より。 掌編」を含む小説

　2000年代、山あいの小さな町に暮らす、さまざまな年齢、さまざまな立場のひとびとの、五つの短い物語。

　物語に拳銃が登場した時、必ず発砲されなければならない。 　必然性とは、そういうものらしい。 　 　1話読み切りの掌編です。 　更新は不定期です。

掌編

恋人が死んだ。 朝起きて、私は放置していた下着を身につけると、隣で眠っている恋人に囁いた。 「ねえ、朝よ」 返事はない。

階段の踊り場で、母が規則正しいリズムで踊っている。 トントンタッ　トントンタッ 口元には絶えず笑みを浮かべ、目をうっとりと閉じている。 身に纏った衣装はショーウィンドの中の、…

掌編

昔書いた掌編だったり、なんとなく思いついて書いた掌編だったり、何かの練習のつもりで書いた掌編だったり、とにかく掌編だらけです。 とりあえず読んでいってください。不定期更新です。 …

掌編

　俺がその風変わりな観音像を初めて見たのは京都にある某寺だった。推定築三百年はするだろう古刹のなかで獅子を左右に従えたそれは悠然と鎮座していた。 「子を慈しむ、と書いて、慈子観…

掌編・短編程度の純文学やホラーやSFなど。 以前に書いた、【汪溢する言葉】という掌編・短編をまとめた作品の続編であり派生であればと思っています。 気が向いた折に更新します。 …

なんかこう、フワッフワッした文章です。純文学より？書くの楽しかったです。よければどうぞ。

200文字で書かれた超掌編小説です。200文字の中に、笑いあり、涙あり。一話30秒で読み終わりますので、お気軽にどうぞ。

徳雄は仕事終わりに社長に誘われて寿司屋に入った。面倒だな。

2〜3分程度で読める、独立した話を集めた短編集です。 日常の中の些細な出来事を描いたり、前作よりも広く表現していきたいです。

　人間と鬼との恋を描きたいと以前から考えていたものを形にした作品となります。これを書いた頃、ちょうど三島由紀夫先生の作品を読んでいた時だったので、その影響が出ているなと自分でも感…

　2020年、新年最初の作品となります。元日に書き上げました。

ビージャには友達も家族も恋人もいない。いるのは小さな汚いぬいぐるみだけ。 絵本描こうと思って作ったお話。