「「私」のこと」を含む小説

好きな人がいる。いつも一緒に笑い合ってくれる人。きっと彼も、私のことを少しは気にしてくれていると思っていた。 そんな彼がある日を境に、急によそよそしくなってしまった。 私が交通…

手を繋ぎ、愛を囁き、キスをする。 その行為の中に、好意はどれだけ含まれているんだろう。 彼氏彼女という関係だからといって、どうして好きあっていると言えるのだろう。 君は私のことを…

　あるロボット工学の権威を持つ大学の教授。彼は決して結婚しないという噂があった。周囲からの名声もあり、優秀で将来有望だったし、少しオタク臭いけれど、魅力も充分にあった。しかし、彼…

－短編（読了時間 約２分）－　 　ある日私は、通り行く人たちが、私のことをじっと見ていることに気づいた――。 　それはまるで、何か得体の知れないものでも見るかのように、恐ろし…

斎藤紅人様の自主企画に参加させていただきました。 質問に答える形式の自己紹介エッセイです。 2018年11月上旬の私のことになります。

はるかな川小説大賞初投稿です。 ﾋﾟｯｼﾎﾞに載っけた内容と同じものになります。いわば備忘録的な。

ねぇ。知ってる？ 私の本当の気持ちを。 ……嘘？ちがう。 なんで、こんなにも苦しくて仕方がないの？ それは、止められない思いだから。 誰も、なにも関係ない。 だから『　…

ある日靴箱のラブレターにより告白された少年、如月九十九。 告白の相手は、学園一の美少女である月島蓮華だったのだが、中に入っていたのは婚姻届だった！ 「ねぇ？どんな属性ならあなた…

私は、笑うことがなかなかできなかった。 なんで分からないの。なんで出来ないのそんなことを沢山言われた。 だけど、私のことを分かってくれる人がいた。1人じゃないみんながいてくれる。…

　神聖皇国『旭光』。神話が実在するこの国は『鬼』と称する異能の力を持つ者たちに支配されており、平民である我々人間からは尊敬と畏怖を込めて『鬼族』と呼ばれていた。 　私の父はまさに…

小さな街に住む高校二年生の穂乃花は寝坊で走る。 新学期早々転校生がやってくる。 穂乃花の隣の席の転校生。 話しかけるも何故か逃げられてしまう。 しかし、友達のいない転校生をほっ…

　──ふと気がつけば『私』は、記憶喪失となっていた。 　失ってしまった過去の手がかりは、夢で見た『月の妖精』のごとく美しき少女だけであるが、その可憐な唇は何も語らず、ただ私をあざ…

私の将来は決まっている。 ヴァイオリニストになること。だから、そこから逆算して今日やること明日やること…1年先にやることだって決まっている。同級生達は進路の決まっている私のことを…

ほぼ全ての人間が超能力、『彩』(サイ)を持つ2069年の日本。首都とされている『王都』に住む少女、六条雪華は実は『彩』を持たぬ『無能力者』だった。しかしある日助けられた男に奇妙な…

※forget me not blue:勿忘草の青 イルカさんの「なごり雪」の歌詞から着想しました。 地元に残ったままの私と、アメリカの大学へ行く千春との別れのとき。 この先…

　僕は電車に乗って海の街へ向かっていく。 　勿忘草　ワスレナグサ 　花言葉　「真実の愛」「私を忘れないで」

ここのところ、ずっと同じ夢を見ている。 懐かしいような、かなしいような、しまいこんでいたはずの夢を。 ぼくはさようならをしなくてはいけないんだろうか。 別れとは本当に、悲しいだけ…

　とある写真部の大学生、牧野高志（まきのたかし）のもとに、藤野智子（ふじのともこ）という女子大生が、現れる。智子は高志に、「写真を教えて欲しい。」と頼み、高志は嫌々ながらも、智子…

ー100年に一度の大型台風直撃の夜だよ。街ごと全部飲み込んで、粉々に破壊しちゃうような台風の夜があったとして、それでも佳苗は私のこと探しに来てくれるのかな？ 特別を渇望する「佳…