丁寧に一話ずつ平穏な毎日を書いた上で、本来他に楽しいことがあるはずの女子高生がどうして自分の元に来たのかというフィクション上の不自然な部分に説明が付く展開、そして作品を通しての雰囲気通りのハッピーエンド。タイトル通り、「安心して読める。こういうので良いんだよ」と思いたい方にオススメです。
ただいまといえばおかえりが返って来る。いってきますといえばいってらっしゃいと来る。家に帰れば、いつも誰かが迎えてくれる。家には家族がいる。一人ではない。当たり前が突然、失った、奪われた。一人だけ。家族はいない。不条理すぎる。そうして再会(?)する二人。一人では無理でも二人なら進んでいける。温かいただいまがあり、温かいおかえりがある。これは家族の言葉の物語。温かい言葉と再会する物語。温かな結末をご観覧あれ。
ヤッパリ、物語として非常に面白いです。(^^)読んで損はなし。非常にオススメです。