「続いた」を含む小説

十年続いた魔王と勇者の戦争は、両者相討ちで幕を閉じる。 魔王を失った魔王領では、魔王の子供たちが王位をめぐって争いはじめ、内乱状態に陥った 主人公のリンも、三男として魔王の継承者…

モンスター。それは謎に満ち溢れた幻想生物。 その謎と魅力にとりつかれた、ひとりの男がいる。 彼らの生態を解き明かすべく、今日も彼は旅をする──。

受験に失敗した１８歳の夏、私はひょんなことから一人北へ向かった。 岩手県の牧場を目指した旅から東京へ戻っても、その旅路は時の狭間で密かに続いていたのだった。 そして１２年の後、私…

中学生・佐京光希は家族の帰宅していない家に帰る。そこで自分の机と壁に小さなメモが挟み込まれていた。《たばこ　だめ》と警告する内容だった。家族の誰の字でもないメモは、その後も続いた…

　その畑には、彼岸花が果てしなく続いていた。どこまでも、どこまでも。 　彼岸花は不吉で触ってはいけない、と誰もが信じていた。 　しかし、危険を顧みずにその畑を居場所にしている二人…

本日あった出来事から着想を得て書いたお話。お話はあくまでもフィクションではあるのですが、私自身驚きを隠せず、こういう形でまとめさせてもらった次第です。 きっと、いじめとか嫌な人に…

何年間も続いた人間軍と魔族軍の戦い。 その戦いは、不運な魔力暴走による大爆発により、人間も魔族も全員死亡する事態になってしまった。 だが、その前日には一日だけ「休戦」があった。 …

　──我慢出来ずにダンジョンで野糞をしてしまった、それが全ての始まりだった。 　高校二年の少年、荒狂大地は初めて行ったダンジョン探索で人生で初めて味わうような腹痛に襲われた。…

和洋の文化が入り交じった浪漫溢れる大成時代。 鬼を使役する榊家の次期当主 榊恭一郎と、妖狐を使役する安隅家の令嬢 安隅伊織は、両家の和平のために政略結婚した。 長らく続いていた家…

とあることをきっかけに、乙女ゲーム“霖雨蒼生（りんうそうせい）の姫君”の世界に迷いこんでしまった雫音は、生まれ持った特異な体質がある。 それは“雨女”であること。 嬉しい時、…

主人公の元へ大学自体の友人からメールが届く。 それは地獄へと続いていた。

冒険者フランはユニークスキル『壁削り』と、幼き頃の友達との約束が心の拠り所。 生まれが原因で不遇な日々も送ってきた。 200年前からダンジョンだらけになった世界。フランは、授け…

東雲綠(17) 憑き護の青年。普段は大人しくあまり目立たないが、いざという時は誰よりも行動的になる。 座右の銘【事実と言うものは存在しない。存在するのは解釈だけである】 一時久…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

ある地域では昔から、少女を一人選び竜神に捧げるという風習があった。捧げられる少女は巫女と呼ばれ、その短い生涯を不自由なく生きる。その風習は数百年も続いており……九百五代目の巫女、…

愛人が身ごもったからと伯爵家を追い出されたお母様と私マリエル。お母様が幼馴染の辺境伯と再婚することになり、同じ年の弟ギルバードができた。それなりに仲良く暮らしていたけれど、倒れた…

【PV3,1万♥1,3K越え有り難う御座います】 主人公イリス君は事故から逃げたい一心で、異世界に転移したようだ。 記憶が戻りかけて居ますが、平和な日本とあまりにも違う過酷で非情…

俺の名前は田臥茂枝《たぶせもえ》、通称モブだ。 俺のクラスには高校女帝の一人来栖瑠衣《くるするい》がいる。 彼女はいつも独りで誰も近づけない高嶺の花どころか孤高の存在だ。 俺は…

グリンデルワルドとツェルマットをめぐる旅。今回の目的はハイキングと「逆さマッターホルン」を撮影すること。今は亡き妻との最後のヨーロッパ旅行だった。旅してシリーズ第４弾だが、時系列…

「ティトラ・テットと青の星」 　ねえさんの見えないものって、こういうこと。旅は続く。生活は続く。歩みは続く。