冒険者のお仕事
犬時保志
第一章 こんな村嫌だ
第1話 始まります
「あれ?僕暴走車から逃げて…ここどこ?」
『おぅ!我が世界初の迷い人、
「えっ?何?何のこと?」
『初の迷い人イリヤススム、イリス君!12歳になるまで記憶は邪魔になる封印と…カンゲイ世界を楽しんでくれ!では送る』
「えぇーーーっ?」
他の世界の神々に転移転生者の自慢を散々されて来たカンゲイ神、初の転移者に有頂天、お約束の儀式を忘れて地上に転移させてしまった。
『はて?あまりの嬉しさに、チートスキル授けるのを忘れた』
12歳のイリス君が5歳として突然現れても不自然に感じないよう村人すべての意識改造して全て終った気でいたカンゲイ神だった。
◈◈◈
「おう!ゴブリンごとき俺達にかかれば一瞬よ!」
村にやって来た冒険者達に僕達は群がり話を聞いてる。
冒険者達は大袈裟な身振り手振りで話ている。
「「すげぇ!じゃ、オークは?」」
「俺達は護衛専門だから森の奥は行かん、街道にオークは現れんゴブリンがたまに出て来るだけだ、街道では傭兵崩れの強盗や盗賊が頻繁に出没する、盗賊は何度も蹴散らしたぞ!!」
「「すげぇ!」」
子供らしい憧れが盲目的に商人の護衛達、中級冒険者達のホラ話に聞き入っていた。
冒険者は、初級3等から1等まで薬草採取か町の雑用が主に出来る仕事、特例として1等のみ下級魔物の討伐が出来る。
魔物の討伐が失敗無く出来るようになった者は中級に認定される。
中級から商隊の護衛、魔物の討伐が仕事に加えられる、中級にも3等から1等までランクがある薬草採取もやって良い。
上級から国を股がる長距離移動がかのうになり、仕事も多岐にわたり指名依頼が殆どになる。
冒険者達の盛った話や架空のホラ話を真に受け、殆どの少年達は冒険者に憧れ12歳に成れば町に行き冒険者登録すると密かに決意するのだった。
僕もその内の一人、僕は5歳10人程の仲間で一番背が高く体格が良いので皆の親分になっている。
冒険者と言えば剣で魔物を薙ぎ倒す!
「剣術訓練始め!!」
各自棒切れを持って剣劇の真似事やってる。
「イリスちゃん!私も仲間に入れて!」
僕ん
仲間外れにすると、有る事無い事僕の母ちゃんに告げ口するのがウザイので作り笑顔で「良いよ
何が嬉しいのかレイラちゃん、花が咲いたような満面の笑顔をしてた。
厳しい(笑)訓練の毎日、初めは
ここぞとばかり、レイラちゃんをぶん殴ろうと木剣を振るう、けれど一度も当たった事が無かった。
木剣で殴られると非常に痛い!皆充分に思い知った事、受けたり
順調に上達してる!12歳までこの調子なら、冒険者登録し直ぐに中級になれる!!安易に僕は考えていた。
ところが6歳になり、大変な事が起こった。
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