「何がしたい？」を含む小説

　木の傘です。いつもお世話になっております。 　先日、友達のMさんが奇妙なネタを仕入れて家に転がり込んできました。 　Mさんとは長い付き合いになりますが、私のオカルト趣味を理解…

ひょんなことから異世界へ……。 巨人に転生したアリヨシ。 何をしたらいいのかもわからず、やりたいことをやっていたら仲間が増えていく。 さて、アリヨシはどうなるのやら……。

蜻蛉君と私のやり取り。 短編。

親友が別の国に行くことになって少し経った頃。地球へ旅行のために訪れたハンノは、そこで自らが犯してしまった罪について考えをまとめられずにいた。 そこでかつて自分の尊敬した人ならば何…

　今年の春から高校生一年生となる、万年ぼっちの主人公こと――出川博之。 　彼には小学生の頃から抱いている、 "ある小さな野望" があった。 　それは―― 　"今年こそは友達…

「俺なんて、何をしても可もなく不可もなしの評価にしかなれない……」 　高校三年生になる風間凛空は、何をどんなに頑張ろうと『万能の凡人』、『ザ・平均』という評価に思い悩んでいた。 …

「女の子は、強くなったよね～！」その通り。たしかに、中学生女子からして強くなった。この、秘密の花園でも…でも…何か変

その年は、いつもと違う年だった。 村外れにある桜の大木が、とうとう花をつけないまま迎えた春。 村にたった一つの学校に、転校生がやって来た。 清志郎と名乗るその転校生は、山奥の小さ…

支離滅裂な思考に囚われた「僕」は、暗く湿った部屋で混乱しながら過去を振り返る。そこには泥の足跡が点々と伸び、割れたガラス片や赤黒い染みが散らばっている。誰かが訪れ、言葉の応酬はい…

【作品概要】 　六月のある日。 　中学校の理科の教師をしている深山(みやま)に、社会科担当の教師である山口が次のことを質問した。 「あの、深山先生。卵って、何もしないで立つこと…

ある日、超能力が使える蝶野力丸は未来予知を見た。 その内容はクラスメイトである蜂谷蜜璃が死ぬ場面だった。 死ぬことが分かっていながら何もしないのは寝覚めが悪い、と彼女を助けること…

四十年前、高山芳久は恋人の久美子とのデートの約束時間に遅刻した。 芳久は十分遅れて到着したが、久美子は約束の場所にはいなかった。焦った芳久は、界隈を探しまわった。 映画を観る約束…

ライターをしているタカノリは、仕事が、なくなります。年末に向かった旅行先で、電車に乗って何を感じるのでしょうか？

【ネーリ・バルネチア】 　ヴェネト王国の城下で絵を描いて暮らす青年。ヴェネト前王であるユリウスの直系で、王の一族の血を引くが、王妃セルピナに疎まれ排撃を受ける。私欲は無く、王妃の…

ある精神病棟の一室で日記を書き綴っている男がいる。その男は自分の体験を言葉にして綴っているのだ。今日もまた一人、男が何をしているのかと気になって、その話を拝聴するものがいる。男は…

　初恋相手である皇太子クレイグと結婚したルシエンヌは、命がけで妊娠出産に臨む。 　医師からは出産後すぐに子と離れなければ生き延びることはできないと言われ、体力魔力が回復するまでの…

高校で生徒会長をしていたら、何か事故って異世界に行く羽目になった主人公、大空千晴。 両親と二度と会えない事にショックを受けながら、謎の森で彷徨っていると、ホワイトを名乗る変な幼…

とある小さな町の港にある桟橋に、見たことのない一人の少女が腰掛けていた。この子は誰なのか。何をしに来たのか。少女と彼女が気になったとある少年。 これは誰の記憶にも残らない不思議な…

「さすがに龍皇が禁池にて聖女を見初めるという話は知っているだろう？」 「あー、確かにそんな話があったような……？　で、俺がうっかり禁池（そこ）で水浴びしてたから、聖女になれって？…

その島では火の精霊と水の精霊の信仰されており、北の民は水の精霊を、東と西の民は火の精霊を祀っていた。 ある夜、東の祠が燃え上がった。同時期駆け落ちした姉が火事の残骸で見つかる。…