ぼっちの成り上がり〜コミュ障で非リアのぼっちがある日、“占星術” に目覚めてしまったら、気がつけば毎日クラスの女子達に囲まれると言った “薔薇色” のスクールライフを送ることが出来ました〜
NEET駅前
その名は、ぼっち。
俺の名前は
今年の春から、高校一年生を迎える。
中学の頃はサッカーをしていた。まぁレギュラーには一度も入れなかったものの、三年間もベンチをしっかり温めてきた実績を見れば、ある意味レギュラーと呼んでもいいだろう。
今までサッカーしかやって来なかったから、サッカー以外のスポーツや勉強はまるでダメだ。
なので、高校では帰宅部に入って赤点だけ回避しつつ、のんびり過ごそうと計画している。
イケメン? ブサメン?
俺はどっちでもないと思う。
妹からは割とイケメンな方だと言われているが、正直あてにはならないと思う。
だって、幼い頃から現在に至るまで俺のことを「カッコいい! カッコいい!」しか言わない妹だぞ? 恐らく“家族愛”というバフが作用しているのだと思う。
さて。そんな前置きはさておき、俺にはある“野望”がある!
野望。それは―― 今年こそ、絶対に“友達を作る” だ!
俺はそう意気込みながら、これまで何度もチャレンジしてきた。自分で出来そうなことは思いつく限り全てやった。一体、何回トライアンドエラーを繰り返したのか、そうはもう多すぎて見当もつかないほどに。
しかし。小学生の頃から続けている俺の努力は、まだ報われてはいない。
未だに異性は愚か、同性の友人すらも出来ていない始末だ。
とりあえず、気持ちを切り替えよう。
俺は誰もいないリビングで、一人深呼吸をしては軽く伸びをすることにした。
小中共に友達が
だがしかし。同時に高校生活というまだ見ぬ、心躍るようなイベントが沢山待っているということも、また事実だろう。
そんなことを考えているうちに、早く来月になって欲しい気持ちにもなってくる。
俺はこれまでのことを一旦リセットし、心弾ませながら、来月からやって来るニュースクールライフを迎える準備をすることにした。
♢
そして四月になり、入学式を終えた翌日のこと。
大丈夫、絶対に大丈夫、だと思う……。
教室の前で深呼吸を一回。
「よしっ!」
俺は手当たり次第に書店で読み漁り、この日の為に培ったコミュニケーションスキルを初日から同級生達に披露するつもりで、心躍らせながら教室に入った。
しかし。結論から言うと。
この世界にいる神様は俺の希望をまたしても大きく粉砕するかのごとく、俺が想像していたハイスクールライフとは真逆の現実を用意していた。
♢
俺が教室に入ると。それと同時にクラスメート(主に女子)達の冷たくも鋭い視線が、一斉に俺へと向けられた。
ん? 一体なんだろう? やけに俺、皆んなから見られているような。
俺は背後に違和感を感じたので、ゆっくりと後ろを振り返ってみた。
すると――
「な、なんだよ!これっ!?」
そこの黒板に書かれていたのは誰かを対象とした、目を塞ぎたくなるような、絶対ありもしないであろう事実を、ひたすらに箇条書きされていたものだった。
やり逃げだの、ヤリちんだの、女たらしだの、その上、多くの女の子達からは多額のお金を捲り上げているなどといった、他にもあったが上げるとキリがないほどに、そこに書かれている内容はどれも酷い内容ばかりだった。
しかも。その長文の隣にはご丁寧に写真まで貼ってある。
俺はその写真に写っている人物を知っている。いや、知っているなんてもんじゃないぞ。なんなら毎日見ているのだ。絶対に見間違えるわけがない。
そう――俺だった。
俺は心踊る気持ちで高校三年間を楽しみにしていたのに、初日からいきなりどん底のハイスクールライフからスタートしてしまうことになるのだった。
しかし。その数ヶ月後、とある“本”によって、この生活が180度変わることになるとは、この時の俺には想像も出来なかった。
〜終〜
ぼっちの成り上がり〜コミュ障で非リアのぼっちがある日、“占星術” に目覚めてしまったら、気がつけば毎日クラスの女子達に囲まれると言った “薔薇色” のスクールライフを送ることが出来ました〜 NEET駅前 @eisaku0201
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます