巨人に転生してしまいました。
義助
第1話 自転車の整備はちゃんとしましょう
俺はアリヨシ。
山を削って作った団地の一つに両親と住んでいた。
麓にあるコンビニへ向かういつもの下り坂を家のママチャリで下る途中、長年乗りっぱなしだった整備不良のチャリンコのブレーキワイヤーが前後ともにブチ切れる。
「へっ?」
少し前から利きが悪いと思っていたブレーキ。
ここにきて破綻したらしい。
怖いんっす。
止まらないってのは!
「あーーーーー!」
焦って足で踏ん張るも、漕ぎやすさとカッコつけでサドルを上げていたせいで足が届かない。
結局停止できず、下りきったところにあるT字路のガードレールに当たり、慣性で俺だけ飛んだ。
壁にぶつかってでも止まれば良かった、と飛びながら思っても後の祭り。
三十五歳独身人生終わったかな?
そんな事を思っていると衝撃と共に目の前が暗くなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます