60点の俺と100点の君がたむける嘘

長久

序章

序章


 人生なんて不平等。

 持つ者と持たざる者がいるのが当然。

 持たざる者は一生、上手くいかず自己肯定感の低さに耐えて生きるしかない。


 そう語る君の暗い瞳が、優しい嘘をたむけてくれるために一変した。

 熱く燃えるような輝きを、私は絶対に忘れない。

 もう大切な人たちには伝わらないだろうけれど……。

 最期に、この言葉を残して去りたい。


 君たちは絶対、これから幸せになれるから――。

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