「響く」を含む小説

幸せってなんだろう、家族ってなんだろう、友達ってなんだろう、私には居なかった、十五歳で働き建築業界で重労働をして、勉強なんて出来なかった、 今でも父親が何処に住んでいるのか知りま…

「 [第3回] 問えば響く君の答え 『なぜ壊れ物の世界を抱くの？』」によせて書きました。 ジャンルは現代ファンタジーかホラーかで迷いましたが、わりと理不尽に人が死ぬのでホラーにし…

魔法はただの道具なのだろうか。 人の本質を映す鏡の向こうに揺らめく、滾る強さを持つ炎。 ただ到来を待つだけの、誰も干渉し得ないはずの未来に傷を付ける氷の刃。 彫像と化した過去を溶…

銀牙に響く無法の旋律と奇の笑い声。 「きょほほほっ！！」 悲しみの声が銀牙の衛星級宇宙船の目安箱に届く時──〔バグ・フリーダム〕のおせっかい娘と性悪女が衛星級宇宙船・極楽号とナラ…

文化祭にて。俺はミスコン一位を取った真白さんにステージ上で公開告白をした。ゴクリと唾を飲みこみ、真白さんの言葉を待つ。 「わ、私は……」 瑞々しい唇から言葉がかすかに漏れ、思…

いきなり白い空間に拉致られた。 『異世界転移に何を持って行きますか？』の問い。 ドラ○もんと書いたら、『実在する物に決まっているでしょ。馬鹿なの。低能なの。夢見るお子様なの。幼稚…

　ホムンクルスの少女・ラムは、自分を作ってくれた錬金術師の「パパ」と二人きりで、森の中の一軒家で暮らしている。 　平和なある日、パパの友人が家を訪ねてきて……。 　香鳴さんの自…

誕生日を迎えて16歳になった風車小屋に住む少女はとても花が好きだ。 毎朝、両親に挨拶をすると家の前に広がる花畑で一輪の花を摘む。 誕生日の今日も家を出て選りすぐりの花を摘んだ…

現在絶賛モチベ低下中の作者の練習目的の徒然なるエッセイにお付き合いいただきありがとうございます。 以下のサイト「公募ガイド」でこんなことが書いてありました。 https://w…

人工知能の反乱により人類の文明が崩壊しつつある、そんな世界を描いた連作短編です。 内容的には終わっていませんが、打ち切りということで完結済にしました。つまりエターです。

絵莉の持った初めての携帯電話は淡いピンク。子どもの頃、眠りにつく前、折りたたみ式の携帯電話を開くひとときは、絵莉にとって一日で一番幸せな時間だった。時が経ち、それはスマートフォン…

人と魔が争う中、中立都市にある居酒屋「夜に鳴く鶏亭」では今日も罵り合いが響く。 「これだから脳筋魔族は」 「何だと？脆弱な人族の参謀ごときが」 「あ？面白ぇ表出ろや」 「望むと…

ある作家が失踪した。おおむね自殺と思われていたが恋人である「わたし」は編集長の後追いに不自然を感じた。事件ではないか。そう考えたわたしは意外な場所からダイイングメッセージを発見し…

空気が薄い。 私は喘ぎながら目的の頂上を目指した。 日暮れ前には何とかたどり着いた。 岩陰から向こう側の山稜をビノキュラーでそっと覗き見た。 夕闇迫る一望に山々の稜線が拡がってい…

頭が痛くて病気で困ってるんです。寝かしつけないで。（※重複投稿しています）

　何処か不思議で暖かく、ほんの少しだけノスタルジックで悲しげな、幼気な幻想の中にて紡がれる人と人ならざる存在の交錯と別離。 　人と妖、それらをテーマに据えた幻想短編集。読んで頂い…

　ここは、魔王により支配されし『ディスネイチャー』魔王は信仰を力にかえ、人々にパンとサーカスを与えた。一つは永遠の若さと満腹を与える『パーフェクトポーション』、一つ様々なハイクオ…

音楽を聞くことが禁止された未来世界、人々は無音の世界で生きていたのだが。

SF長編「アイスプリンセス」の番外編です。説明等端折っていますので、本編をお読みになっていただいてからをお勧めします。 銀河連邦政府の精鋭、DF部隊の隠された超一級能力が動く…