「奉納」を含む小説

さまよえる魂を黄泉の国へ送る巫神楽。 代々伝わる魂送りの舞と笛。 受け継いだのは、高校生の巫山天音と巫川邪馬斗。 だが、遊びたい盛りの二人は、部活に夢中で巫神楽をおろそかにしてい…

兄の葬儀で帰郷した美佐枝は、祖母に頼まれて故郷の風習である“ムカサリ絵馬”を描く。この世で独身のまま死んでいった者があの世で伴侶を得られるよう、遺族が夫婦の肖像を描いて寺へ奉納す…

星の歌い手と呼ばれる娘たちは、星の神殿で数々の歌を奉納する。 星降る世界での彼女たちの歌は、この世界を守るためのものでもあった。 だが、予言の書には記されている。 星々を結…

ボクは、御手洗雄一。地元の公立高校に通う高校１年生。 ボクの趣味はサイクリングと登山で、僕が住んでいる○○県の片田舎には自転車をちょっと走らせれば、軽い登山ができる場所がいくつか…

　僕は三段リーグを抜けられずにいた。青春は将棋に捧げた。彼女も作らず、童貞のまま成人式を迎える僕。これでプロの将棋指しになれなかったら惨めなんてもんではない。 　将棋会館の近くに…

東京都から南へ遥か九百キロにある嗚濾(オロ)島にある私立嗚濾女子高校では、生徒たちに海女漁を教え、「フナダマササギ」と呼ばれる巫女舞を船霊様に奉納する太古からの伝統を残していた。…

DA：-SEIN ～御伽奇譚～「傀儡」の続編。 体育部の地区交流戦を無事に終え、宮司の息子「皆本頼光」は子供の日の「菖蒲祭」で舞 を奉納する。 彼に想いを寄せる幼馴染みの「吉田香…

御前様（ごぜんさま）と呼ばれる神様に神楽舞を奉納したことのある鏡子（きょうこ）は交通事故で他界した後、縁あって彼のお社で暮らしている。しかし六年に一度の祭りを控え神社に新たな舞い…

【奉納試合までの護衛をお願いします】 宇宙用心棒『ハニービー』のふたりは、ひょんなことから女子プロレスラーのチャンピオンから、町の記念大会までの護衛依頼を受けるが、妨害相手は彼女…

高校二年生の夏休み。 親元を離れ、祖母の家で過ごすことになった栞（しおり）は、田舎の寂れた駅でとてもきれいな顔だちをした青年に出逢う。 神社に奉納するための花火を作っていると…

昼なお暗い山中に存在している『神さま』と生贄になった女の話です。 神さまの自覚がない『神さま』と命が助かった生贄の女が一緒に過ごすまでのお話です。 巨大な男根を奉納する奇祭につ…

日本の裏社会で金儲けに精を出していた釛臥（かねが）全（ぜん）は、ある晩の深夜にその短い生涯を閉じた。だが、その命を見捨てる神がいれば拾う神もいる。 しかし、その神は現代日本が属…

星の歌姫と呼ばれる人々。特別な力を持つ彼女たちは、歌う事で奇跡の業を引き起こす。 万能に見えるその歌の力。 数多くある歌の中でも、より大きな力を引き出すには歌い手とその歌を聞く人…

　現代日本の山深くに、龍が眠っているという。 　龍へ奉納する舞が美しいと日本中で話題になったが、その祭も少し経てば廃れてしまった。 　舞を受け継ぐ最後の女性と、三流記者の話。

奉納歌を練習する巫覡、桜介の前に現れた不思議な猫。雪と名付けると、突然光に包まれ美丈夫に変わってしまう。跪く彼には真っ白な耳としっぽ!?　混乱する桜介を、男は「桜介だけが必要なの…

★あらすじ 銀嶺市の郊外にひろがる林野の綾樫郡に、八蛇神社という廃れた神社があった。 この神社に侵入した桃井文太郎という初老の男が首を斬られて、変死する。 その惨劇を、ひや…