【11月刊試し読み】雪豹さんのお嫁さま

角川ルビー文庫

第1話

 雲の切れ間から月光が差し込み、風が木々を揺らした。さわさわと心地よいそれに誘われ、呼吸を整えてから深く息を吸い込んだ間宮桜介はゆっくりと口を開く。

「月を写す清らの水に」

 淀みなく歌い上げていく桜介の横顔は、夜空に浮かぶ月に似て透き通るように白い。はためいた藍色の作務衣の隙間からは鎖骨がくっきりと見えた。

歌声に惹きつけられたのか、どこからともなく数匹の猫が桜介に近づいてくる。柔らかく、それでいて凛とした声は天に祈りを届けるにはもってこいだ。

「願いよ届け」

 桜介が巫覡として仕える南雲神社は龍神を祀り、祈る者の願いをひとつだけ叶えると言われている。ここには神主の妻以外は女性はおらず、つまり仕えているのは男性のみだ。古い言い伝えによれば、女性の幸せを叶えるために巫女を捧げていた事実があったらしく、ならば巫覡のみにしてしまえば捧げる必要はなくなるとの考えが今もなお続いている。

南雲山の山頂付近、真夏には避暑地にも思える場所にありながら、地域住民に愛され参拝者が絶えることはなく、今ではパワースポットとしても有名になり若い女性が多く訪ねてくるようになった。

「やっぱりだめだ……。どうしても一番高い音が掠れちゃう」

 歌い終えた桜介は一礼してから小さく息を吐いた。足元では猫たちが歌が止んでしまったために不服そうにしている。その場にしゃがんで猫に手を伸ばすと、彼らから桜介にすり寄ってきた。境内のどこかで暮らしている猫たちにとって桜介は顔馴染みになるのだろう。

ごろごろと喉を鳴らす彼らを順番に撫でながら、まだ一度もきちんと声が出ていない先ほどの歌を頭の中で繰り返し再生する。

 年間で一番大きな神事である秋祭りを前に、桜介たち巫覡が暮らす宿舎から離れた手洗い場での自主練習が日課になって久しい。誰に命じられたわけでもないが、桜介にとって今年の秋祭りはこれまでとは別物だった。

(絶対、歌えるようにならなくちゃ)

 幼い頃に事故で亡くなった両親の代わりに育ててくれた祖父母も、桜介の中学卒業を見守ってくれてから相次いで他界している。夫を見送り、自分に残された時間が短いと悟った祖母は懇意にしていた南雲神社の神主夫婦に桜介を託すことに決めた。南雲神社から高校に通い、卒業が近づいたある日、桜介は自ら神主へ巫覡になりたいと申し出たのだ。

もともと、月に二度は必ず祖父母と参拝していた神社に仕えることに抵抗はなく、そのうえ子どもを持たない神主夫婦は桜介を自分たちの息子のように厳しくも優しく迎え入れてくれた。その気持ちに少しでも報いたいと巫覡になることを決めたのだが、最年少であるために巫覡見習いを二年間、晴れて巫覡になってから二年間、そうしてようやく今年、神事での大役を任されることになった。

「もう一回。今度はきっと、うまくいく」

 秋祭りで奉納する歌は五曲。最後の一曲は祈願成就のために奏上する祝詞が基になっており、たった一人で歌わなければならないという決まりがある。この歌を耳にしてから願えばより早く叶うと噂されていることもあって、秋祭りの参拝者は年々増えている。奏上する巫覡に選ばれることはとても名誉なことであると同時に、もちろん失敗は許されなかった。

 桜介の歌声は巫覡の中の誰よりも澄み、どこまでも響き渡る。南雲神社に仕えるようになってからというもの、桜介に歌わせてほしいと他の巫覡たちが神主に直談判していたのだが、声の美しさと桜介の信仰心が揃わなければいけないのだと諭されてきた。

「月を写す清らの月に、願いよ届け」

 認めてもらいたいと純粋に思う。声だけでなく、自分自身を。

天涯孤独になってしまった今、残されているのは巫覡になった自分だけだ。この歌を無事に歌い上げ、奉納することができれば、年下だから家族がいないからとどこか負い目に感じていることが整理できるような気がしていた。

(父さんに似ている声と、母さんに似ている歌い方……。自分ではよくわからないけど、父さんたちにもおばあちゃんたちにも届くといいな)

 姿も声も記憶にない両親に声や歌い方が似ていると言われてもどこか信じきることができなかった。それでも、桜介が歌うことで祖母は涙ぐんで喜び、それを見るたびに亡き両親の血が間違いなく自分の中に流れているのだと感じることができたのだ。

「大地に雨、木々に風」

 そろそろだ、と小さく拳を握る。

「そして人々の」

 声が掠れる部分にさしかかる頃、足首にふわりと温かい感触を覚えた。

「!? 愚かなる心に光を」

 驚いたまま声を出した拍子に、抜けるような高音が掠れることなく旋律を紡ぐ。

(初めてちゃんと声が出た……!)

 足首のふわふわはまだ残っているが、そちらに目を向けるよりも歌いきるほうが先だ。おそらく先ほどの猫がじゃれついているのだろうと当たりをつけて歌い進めていく。丁寧に丁寧に、ひとつの言葉も音も見失わないように歌う桜介を月が照らす。

 歌い終えて一礼する頃には空に残っていた雲がすっかりなくなっていた。

(猫、だよね?)

 見ると、先ほどまで近くにいた数匹の猫たちより明らかに大きな猫が桜介の足元に行儀よく座っている。足首に感じたふわふわは、その猫が巻きつけてきたしっぽだったようだ。

「あんまり見ない顔だね。しっぽも太いし」

 話しかけた桜介の声に応えるように、猫は解いたしっぽを揺らしてみせる。少し丸みを帯びた耳からしっぽの先まで真っ白で、黄金色の目が月の光を反射して輝いていた。

「さっきはありがとう。ちょっとだけ驚いたけど、きみのおかげで声が出たよ。ねぇ、だっこしてみてもいい?」

 しゃがみ込んで尋ねた桜介に首を傾げた猫だったが、逃げる素振りがないのをいいことに抱き上げてみる。

「んん、やっぱりここに住んでる子たちより大きい」

 見た目より重く、真っ白な毛並みは想像をはるかに超える滑らかな手触りだった。まるで上質な絨毯のような猫を膝に抱いて頭を撫でると、手のひらに鼻先をこすりつけられる。それに応えるように眉間から鼻にかけて指で掻いた桜介は、その背中にあるひとつの模様に気づく。

(雪の結晶みたいな模様だなぁ)

 不思議な形に手を伸ばしたが、触れる寸前で猫が膝からひらりと飛び降りた。軽やかな身のこなしで足音もなく遠ざかっていく猫に慌てて口を開く。

「また会える? 明日の夜もここで、練習してるから」

 猫がじゃれてくれたから声が出た。一度うまく歌えたのだから、あとは毎回その音が出るように練習するだけだ。そこにこの猫がいてくれれば心強い。そう思ってかけた声に、猫は振り返ることなく一度だけ大きくしっぽを揺らして姿を消す。

「待ってるね」

 それを了承と受け取り、桜介はにっこりと笑った。



 それから三日間、真っ白な猫は桜介が自主練習を始めるとふらりと姿を現した。歌の邪魔をしないどころか、しばしの休憩中にも決して自分からは桜介の膝に乗ることもない猫は、今夜も桜介に寄り添うようにして練習につきあってくれている。

「これならきっと、来週の本番もうまく歌えるよね」

 今夜もすでに五回ほど歌っているが、そのうち一度も音を外すことも声が掠れることもなかった。しゃがんでいる桜介の足に顔をこすりつけ、ぐるぐると大きな音で喉を鳴らしている猫の背中を撫でようとして手を止める。

「雪」

 ぴくりと猫の耳が動いた。

こちらに意識を向けてくれているのを感じ、そのまま言葉を続ける。

「背中の模様が雪の結晶に似てるから、きみのこと雪って呼んでもいい? ぼくは桜介。間宮桜介だよ。毎晩練習につきあってくれてありがとう、雪」

 そして改めて背中を撫でる。件の模様をそっと撫でても、初めて会った夜と違って猫がその場から立ち去る気配はない。

(気に入ってくれたのかな、名前)

 そうだといいなと思いながら撫で続けていると、不意に雪が桜介の膝に前足をかけてきた。ぐっと伸びをした雪に顔じゅうを舐められる。

「わ、くすぐったい。雪って名前、気に入ってくれたの?」

 問いかけに応えるように喉を鳴らされ、頬に顔を摺り寄せてきた。ふわふわの毛にくすぐられ、いつもは過ぎるほどに大人しく、ただじっと歌を聴いているだけの雪が自分からここまで近づいてくれていることに嬉しくなる。

心を許してくれたのだろうかと思えば余計に嬉しくて、ほわりと笑みを浮かべると、弓なりに弧を描いた唇も舐められた。

「ん! 雪、そんなに舐めなくても逃げたりしないよ」

 頭から背中、しっぽにかけてまでをゆっくりと撫で、しっぽのつけ根を指で掻いてやる。心なしかしっぽが太くなった気がしたが、それでも掻き続けていると喉を鳴らす音に低い唸り声が交じった。

「どうかした? ここ、撫でられるの嫌だった?」

 手を止めて尋ねた桜介に雪からの返答はない。

後退りはしたが即座に逃げる様子はなく、雪はその場に座って天を仰ぎ目を閉じた。

「……え?」

 影が濃くなっている。手洗い場の屋根の影も、しゃがんでいる自分の影も、先ほどとは明らかに違うとわかるほどに濃い。

「急にどうして……」

 月明かりのせいだろうかと空を見上げると、高い位置で小さくなっているはずの月が大きく見えた。まるで昇りはじめたばかりの満月のような大きさだ。

「月が大きくなってる。雪、雪は……?」

 見てわかるほどの月の変化に恐怖を感じ、ひとまずこの場を離れたほうがよさそうだと雪に視線を向けようとすると、ざざざ、と強い風が吹き木々がざわめきだした。

 なにかが起こっているのだと否応なしに思わされる。

(とにかく中に入ろう。嵐が来たら大変だ)

 山の天候は変わりやすい。突然の雨に降られることも日常茶飯事で、ここにいては濡れてしまうかもしれないと立ち上がる。

「雪」

 名を呼んで歩み寄った雪の体がぼんやりと青白く光っていた。

「――え?」

 白い毛並みが月明かりに照らされているのではなく、雪自身から光が発せられている。これ以上近づくことすら躊躇われるほど神々しい光は、徐々にその強さを増していった。

(なに、なにが起こってるの……)

 光り輝く猫がいるなど、未だかつて聞いたこともない。とはいえ雪を放っておくことはできず、もはや光に包まれぼんやりとしか見えない猫の形を目を細めて見守る。

「雪……?」

 もう一度名を呼ぶと、それに呼応したのか光の中で猫が動いた。座っていた雪が立ち上がり、数歩歩いたと思えばそのまま大きくなっていく。

それはまるで猫が虎になっていくようで、にわかには信じられない。呼吸をするのも忘れて桜介が見つめる中、虎に似た姿の生き物がぶるりと身震いをすると、背中が大きく盛り上がる。

「!?」

 ぱぁっと一際まばゆい光が背中から漏れた次の瞬間、その生き物がやおらに二本足で立った。変化は一瞬にも長時間にも思えたが、間違いなく人間になっていく。

(これは夢? 練習中に眠っちゃったのかな)

 見えているものが現実だとは到底思えずに、呆然としつつ手の甲を抓った。感じた痛みは本物で、これが事実だと伝えてくる。

「……ふう」

 すっかり人間の姿になると彼を包んでいた光が静まり、男性がついたため息とともに消え去った。

全身の輪郭が淡く光り、神々しさすら覚えるが桜介は彼が着物を身に着けていたことになによりも安堵する。少し長めの漆黒の髪が艶めき、高い鼻梁が印象的だ。緩く弧を描いている眉が穏やかな雰囲気を纏っている。

「あ、あの……。もしかして……」

 おそるおそる声をかけると、黄金色の双眸が桜介を捉えて細くなった。

長身で均整の取れた体つきと相まって、どこからどう見ても美丈夫だが着物姿の彼の頭には見慣れた先が丸く真っ白な耳がついていた。背後でゆらゆらと動いているのは、見間違いでなければあのしっぽだろう。

「雪……? 雪、なの?」

 小さな問いかけに破顔した男性は深く頷く。

「いかにも。桜介ならばきっと、私が雪だと一目でわかってくれると思っていた」

 自分でなくとも、目の前であんなものを見てしまえばそう尋ねるほかないだろうが、それを指摘する勇気は桜介にはなかった。

「え……っと、これは夢……?」

「夢なものか。いや、夢では困る」

「困るってどうして……」

 大きな歩幅で歩み寄ってきた彼は桜介の前で膝をつく。漆黒の髪の間から覗いている耳がぴくぴくと動いていた。

「桜介。ともに私の村に来てもらいたい。私には桜介が、桜介だけが必要なのだ」

「そ、そんなこといきなり言われても。村なんて神社の近くにないし……」

 切実な声で懇願されても、即座に頷けるわけがない。

すると、一世一代の求婚よろしくひざまずいていた雪がさっと立ち上がり、迷いなく桜介を横抱きにした。ぎょっとして暴れかけたが、見下ろしてくる金色の瞳に射抜かれて動けなくなってしまう。

「とりあえず、少し待ってもらえませんか? 話がまるで見えなくて」

「待つ? なにを待てと?」

「だってぼく、あなたが誰なのかまだ……。そうでなくても、猫が人間になるなんてわけがわからなくて」

「この姿は、桜介、おまえのおかげだ。歌い、名づけ、くちづけに応えてくれたことで元の姿になることができたのだ。礼を言う」

 うっとりと言われたところで状況はひとつも呑み込めない。ほんの少し身じろいでみたが、逃がさないとばかりに身動きも取れないほど強く抱きしめられてしまう。

(なんなの、これ)

 白い猫と一緒に歌の練習をしていただけなのだ。その猫に名前をつけたのは確かに桜介だが、それしかしていない。しかもくちづけなど、万に一つも身に覚えがなかった。

「桜介?」

「名前をつけたのはぼくです。で、でも、そんな。くち、くちづけなんてそんな、誰とも……」

「していないと? 先ほどのことはなかったことにしたいということか?」

 悲し気な声に慌てて顔を上げた拍子に視線が重なる。彼の黄金色の瞳が揺れ、生えている白い耳がしゅんと縮こまっていた。

(瞳の色も耳も、雪と同じ……?……この耳本当に生えてるの?)

そんな顔をされても伝えるべきことは言わなければならないと、腹に力を入れてから口を開く。

「ね、猫には舐められました。だけどそれだけです。キスなんかじゃ」

「猫ではない。あれは雪豹の子どもの姿だ」

「ゆ、ゆきひょう?」

 耳慣れない単語を繰り返し、ぎこちなく首を傾げた桜介の耳に小さな笑い声が届いた。

「失敬。桜介があまりに可愛らしくて、つい。さぁ、月が隠れる前に戻らなければ。桜介、私の村に帰ろう」

「私の村? それはどういう、」

 言葉の途中で短く唇を塞がれる。

 質問を途中で遮った彼に眉をしかめると「そんな顔もするのか」と嬉しそうに指摘された。

「そんな顔って」

「不機嫌そうな顔だ。ここで歌っているときには見たことがない。どんな顔をしていても愛いものだな」

 そう言って再び軽くくちづけてきた雪はどこまでも上機嫌だ。

「ちょっ……、や、やめてください」

「仕方がないだろう。長い間、元の姿で桜介に触れてみたいと思っていたのだ。想像していた以上に、桜介は柔らかいな」

「ん! もう、雪……っ」

 しつこく繰り返されるキスを止めるために彼の名を呼ぶと、忙しなく白い耳を動かした雪が桜介の鼻先に自分のそれをこすりつけてきた。それは確かに、背中にひとつだけ模様の入っていたあの猫と同じで、そう思った瞬間に雪の体が光りはじめる。

「ひ、光ってる……!」

「ふふ、そうだな。眩しければ目を閉じていてかまわない。すぐに済む」

「済むって、なにをするつもりなんですか……」

 目を閉じてしまえば最後、なにをされるかどこに連れて行かれるか、わかったものではない。

どうにか抗おうとしたところで眩しさには敵わず、ほどなくきつく瞼を閉じると秋風とは似ても似つかない冷ややかな空気に包まれた。

通常の呼吸をしただけで冷気を吸い込んだ肺が驚き、小さくむせる。

「この寒さにもじき慣れる。着いたぞ、桜介」

 どこか生き生きとして聞こえる雪の声に促されるようにして目を開けると、一面の銀世界が広がっていた。薄く積もった雪を月の光が照らし、空気そのものがちかちかと輝いているようだ。どこもかしこもぼんやりと明るく、現実味がない。丘の上にでもいるのだろうか、空が近かった。

「眼下に広がっているのが私の村だ。見えるか?」

 伸ばされた指の先を見つめると、点々と灯りが点っている。

(昔、教科書で見た写真によく似てる……)

 豪雪地帯の住宅を彷彿とさせる尖った屋根にも雪が積もり、点在している家々のさらに向こうには大きな屋敷が見えた。

(雪の中で灯りが揺れて、すごくきれい)

 見慣れない景色に見惚れていた桜介だったが、ハッと我に返って雪を見上げる。

「こ、ここは? 神社、南雲神社がなくなって!」

「ここは桜介がいた人間界とは別の世界。神社がなくなっているのは当然だ」

「当然ってそんな……! 困ります、帰らないと。ぼくには大切な御役目が、っくしゅ!」

 吐く息も凍るほど気温が低く、作務衣一枚では寒さが凌げるはずもなかった。

 くしゃみをすると、首元にするりと雪の長いしっぽが巻きつく。温かさにほっと息をついた桜介をしっかりと抱え直し、「元の世界には帰さない」と吐息でささやかれた。

「それってどういう意味ですか?」

「大事ない。次に目が覚めたときにはこの世界に順応しているだろう」

「ちゃんと教えてくださ……」

「ゆっくり眠るといい」

 それは魔法の言葉のようで、たった今まで眠気など微塵も感じていなかったはずだが瞼が重くなってくる。確かめなければならないことが山積しているにも関わらず、目を開けていることができなくなった。

「桜介。ようやく見つけた、私の歌うたい」

(歌うたいって、なに……)

 雪の声が遠のき、そこで意識が途絶えた。

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