「和風ファンタジー お仕事」を含む小説

天涯孤独な自身の出生を知るために龍神に会いたいと願っているアンズは、地域を支配する龍たちを研究している文化調査員になったばかりの十八歳の少女だ。 初めての単独任務となった龍神祭…

VTuberを名乗り始めたお稲荷さんの日常！！！！ 油揚げが食べたい……。狐の妖怪の本能である。 クー子は空狐であり例に漏れず、油揚げが食べたかった。なんならきつねうどんも、きつ…

不幸体質な高校生、与多 夢希。 そんなある日意味の分からないクリーチャーに襲われ……たが、 同級生で神の力を授かったという紅星 京華に助けられる。 特別な力がある訳でもなんでも…

時は大正時代。 人ならざるものが視える子爵家の長女・華乃子は、その視える『目』により幼い頃から家族や級友たちに忌み嫌われてきた 実家から追い出され、出版社に勤めていた華乃子は、雪…

日本情緒溢れる観光地、神織市には《逢わせの神様》の言い伝えがあります。 曰く、この町のどこかには《逢わせの神様》がやっているお店がある。 曰く、そのお店に立ち寄れるのは何らか…

かつて観光と資源輸出で栄え、今は《帝国本土》との交通・通信が断絶して五〇年の月日が過ぎたダルマティア地方。 高等学院生で歴史家志望のファリルは従姉妹のレミリアと共にある日、存在…

死んだ人が黄泉の国へ行く前の手続きをし、天国か地獄かを決め、死神に魂を渡す。そんな仕事をしているのがここ、神天役所。そんな場所で働く、新人の私と先輩の彼とのお話。

現代日本には、おとぎ話の登場人物を先祖に持ち、能力を受け継いだ者たちがいる。 高校一年生の少年、桜庭灰慈《さくらばはいじ》もその一人。 『花咲かじいさん』の末裔であり、「灰を花に…

夢に巣食う悪鬼に対応すべく対策を立て対処する職務を負う、中央庁夢魔対策部。その中にある対処課の課長、幻（げん）は、ブラックな職場環境の中、放任主義の上司と自由な部下達の間に挟まれ…

　───想いを込めて作った料理には、ときに想像もできない力を秘めるときがあるんだよ。食べた者に〈特別な糧〉を授けることができるんだ……。 毎日忙しいけど、これは私にしかできない…

技術と神秘を巧みに扱い空を染める職人が仕事を勤しむ空染工房は、神代の昔から続く伝統がある。 工房の親方である彩光と、彩光の弟子であり巷で天才と噂のみつきは、それぞれに空染の仕事を…

『物の想いをお書きいたします』 紅茶の香りに包まれたブックカフェ、物書き屋。物の想いを本にするという店主の柳は、大家の桜子と共に日々執筆の依頼を受ける。 この二人は人ではなく”付…

生まれつき体に毒を持つ、藤原氏の娘、菫子(すみこ)。 毒に詳しいという理由で、宮中に出仕することとなり、帝の命を狙う毒の特定と、その首謀者を突き止めよ、と命じられる。 生まれつき…

家族を物の怪に惨殺された充路は、その仇を討つため物の怪退治屋になると決意する。修行の日々を送る充路は、物の怪が出るという宿場町を訪れる。そこで彼が出会ったのは……。

同じクラスには、代々有名な祈祷師の家の跡取り・七瀬という男がいるらしい。 転校生の明石は、自分の家が呪われているといわれ、七瀬にお祓いを依頼するが―――。 毒舌呪術師とお気楽男子…

　八百万の神々のおわす都、久都では今日も忙しい毎日が繰り広げられる。神々の1人、夢観瑠幸世御神の加護を持つ久都の治安維持衆「十二単」は、妖怪退治に迷子探し、祭礼手伝いに自営業まで…

これは角持つ人々に寄り添う者たちの物語。 1人の天才と、1人の凡才と、1人の少女。 彼らの考える歩み方の物語。 【その角に色を見る】 愛の重い客のところへ向かう彩角師である流水は…

◆6／15発売『折紙堂来客帖　折り紙の思ひ出、紐解きます。』(富士見Ｌ文庫)あらすじ◆ 角川文庫キャラクター小説大賞《読者賞》受賞作『地獄くらやみ花もなき』に続く、 第五回 富士…