「信心」を含む小説

　女性の神官階級が支配する神権政治国家・火之本。国家宗教の戒律により、全ての男性は修道士としての禁欲を義務付けられている。しかし、神官の子宮を移植された妊娠人形・私窩子が彼らと生…

アストゥリアス王国は女神信仰発祥の地。 世界の創世の始まりに、全知全能の神である女神セラティスはのちにアストゥリアスと呼ばれる地に降り立った。 女神と呼ぶに相応しい神々しさを放…

突如異世界へ飛ばされた謎の主人公、神月伊吹。 訳も分からず悪魔に襲われ命からがら逃げ出した路地裏で、自らを「ルキ」と名乗る悪魔が現れる。 「妾と契約しろ。そうしたら妾の力を授…

婢女・郁面は尊い仏様の御姿を見て浄土往生を願うようになります。

尊敬の念や信心の念。それらを光子を放出可能なほどに高めた人々がいる。 わたしは疑問を感じ続ける。

マクシムスは帝都の戦車競技（チャリオット）のドライバーである。若手の成長株で、その彼の幼馴染みのコミトにふさわしい男になるべく努力してきた。ところが、そのコミトの家は父親の死をき…

　僕、星崎光（ほしざきひかる）の通う高校には、「聖女」とあだ名される、少し変わったクラスメイトがいた。 　名前は、風間雪（かざまゆき）。人に評価されない地味な事をこなし、困ってい…

むかしむかし辺境にある火の山に竜の縄張りがあった。 人は名誉や金を、竜は縄張りを求めて挑戦を繰り返すが、種族の中でも小さき竜に敗北はない。 時が流れ、神と祀られた竜は、平穏な…

「新子友花よ――。我ジャンヌに信心する気持ち。我はありがたく頂戴しているぞ」 　ふふっ 　ジャンヌ・ダルクは、また少し微笑みをこぼした。 　そして、彼女は新子友花…

　ある男が寿命を迎え死んだ。 　と、輪廻のまえに信心していた聖天様に呼び出された。 　話とは、解脱できないので六道輪廻に入ることになるが、『名をはばかる方』の御指図で、異世界…

信心深いおサル王様は、神様に３つの願いをかなえてもらえることなり、くには豊かになりましたが。。。。 3っつ目の願いが、思いもかけない結末に。。。

「時計草」―― 別名、パッションフラワー。 トケイソウ科の常緑多年草。ブラジル原産。 茎は蔓状で巻きひげがある。夏、葉腋に大形の花を開く。萼片 がくへん は白色、花弁は薄桃色…

モノ書きVtuberの雅王とらい(@gaogao_try)さんの即興三題噺配信に乗じて書きました。 お題は「肉」「ラピスラズリ」「十戒」「イカ」です。

その男はとにかく有能かつ世にも稀な善人として知られていた。 幼い頃から『神童』。 王立学校は首席卒業。 継いだ当時零細だった商家は今や、王国屈指。 毎年、王国全土の孤児院に莫大…

中等部一年の時に『白ワニ事件』と呼ばれる事件を解決した事で、侮蔑の意味を込めて『探偵』と呼ばれる事が多くなった月定邦雄。探偵でありたいと思った事は一度もないが、皆が探偵である事を…

　神仏への信仰心を電力に変え、玩具や家電品に性能以上の不思議な能力を与える魔法の電池・神電池《かんでんち》。とある町で、それをめぐって鎬を削る者たちがいた。 　親友の矢口半六を痛…

　よその村からドンレミ村へやってきたメアリーは、ジャンヌのことが嫌いだった。 　村一番に気立てが良くて、お人好しで、信心深い。だからメアリーはジャンヌのことが嫌いだった。 　そし…

神が死んでもう300年。 寄木は『神の意志』を引き継ぐ神官たちが緩やかに支配する世界生れ落ちた。 神を信じたことなど一度としてなく、しかし幼少期に行われる『信心審査』を何故かパス…