「ホラー・ミステリー」を含む小説

　売れない作家の主人公はある夜、時計の針の音が気になり始める。 　しかし音の出所が見つからない。針の音は主人公を追い詰める。どこから聞こえてくろのだろう。

　この世には神に愛された人間が確かに居る。例えば今年、進学したばかりの周防メアリ。彼女は失敗も挫折もせず、不自然なくらい誰からも嫌われず、それでいて容姿端麗、文武両道と非の打ち所…

とある築浅物件の内見に来た私は、不審な点に気づく。 点と点が繋がり、ひとつの線になった、まさにその時！物語は大きく動きだす。

遊神来夏（ゆがみ・らいか）。 彼女の素性を知る者はいない──。 獣に獣道があるように、人間にも人の道がある。 けれど来夏は人の姿でありながら、あやかしの道を飄々と歩む。 その轍…

塚本武彦、７４歳、榊コーポ１０３号室にひとりで住んでいる。ある日、散歩の途中に立ち寄る公園に捨てられた紙くずを拾い家に持ち帰ることになった。軽く無造作に丸めただけの紙くずは、その…

　首藤狩也はその名前と、彼に関わった友人は例外なく首を刈られるに等しい目に遭う事から、首狩り族と呼ばれていた。不本意なその呼び名を作った元凶は唯一の友人、水鏡碧花。彼女こそ全ての…

Novel Daysでホラー部門年間、三月、当月1位ばく進中です。 短編シリーズ「鏡堂達哉怪異事件簿」7作を一つにまとめた作品です。 個々の話はそれぞれ完結していますが、7作を通…

東京の外れの下町、駅前の派出所に勤務する塁。管轄内で起きた連続殺人事件を捜査する内に関係者の運命が、どんどん狂い始めていく。その悪意は全ての者の心を蝕んで絶望の淵へと誘い込む。誰…

ライターの小木聡史は地方新聞社の依頼でホラー特集に掲載する記事を書くことになった。 オカルトを一切信じない小木は不可思議な現象に遭いながらも淡々と取材を進めていく。 そんなある…

☆１００００ｐｖ感謝！☆ 《財団は異常な物品、存在、現象を封じ抑え込むことを任務として、秘密裏かつ世界規模での活動を行っています。それらの異常存在は世界の安全に対する重大な脅威で…

ある町の掲示板に泥塗れの妙な怪文書が貼り出された。 町内会長の私はそれを剥がそうと躍起になるが、妙な出来事が立て続けに起こるようになり… ──其の壱 泥 ある日、泉名探偵事務所…

ある山村に生まれつき視力の弱い女、スエが産まれた。女は神通力を持ち、次第に頼られるようになるが、村人の怒りを買い、家族を殺されてしまう。 彼女は呪いの言葉を吐きながら村はずれの柏…

　主人公は、自分の運命に関する予言書「アガスティアの葉」を求めてインドに向かう。しかし、そこで知る「運命」は主人公にとって意外な意味を持つものであった。

静岡県のとある高校に通う、日常に退屈な少女「茜」。 年齢18歳。 ふとした思いつきで学校を抜け出し、放浪の旅に出た。 彼女を待ち構えるものとは。 浮浪少女的探求短編怪奇小説。

主人公の礼奈は幼馴染みの雄一が好き。しかし自分に自信がなく告白できない。 修学旅行で訪れた神社で恋愛成就の「闇祈願」を実行する。決してオカルト的なものではなかったはず。 雄一も礼…

警告：これを読むとあなたは死ぬ。

　私は幼い頃から母と折り合いが悪かった。妹のように可愛く天真爛漫さを持ち合わせていない私を、母は気持ち悪く思っていたからだ。 　両親に愛されて育つ妹から逃げるように、私はこの田舎…

　裏拍手とは何か。 　拍手が神に拝するに際し両の掌を打ち合わせるのに対して、裏拍手は逆に手の甲を打ち合わせるのである。 　掌を合わせるという行為の原点は相手に害心がないことを示す…

両親の離婚により父親に引き取られた小学生まゆ。 父親には新しい恋人ができ、別れた母親を懐かしく思う。 ある日ショッピングセンターに行った際に無差別テロに遇う。犯人は誰でもいいから…

あー。だから開いちゃだめって言ったのに。