アノマリー(異常)を確保・収容・保護するための組織、SCP財団。
人知れず怪異から人々を守るための活躍が面白い!
一見するとただのケーキや、映画館に現れる『観客』など底知れない存在の描き方が秀逸。
アノマリーもそうですが、秘密の多いSCP財団職員もどこか不穏であり不気味な雰囲気が漂っています。
必要な情報が整理されて文章が読みやすく、あっという間に物語を読み進めていくことができます。
登場人物の心理も丁寧に描かれているので、人物の行動にも説得力があります。
不思議で不気味なホラーを体感できる一作です!