「サスペンスホラー」を含む小説

莉緒とその友人たちが目を覚ますと見覚えのない廃墟にいた。誘拐か、監禁か。犯人の目的が見えない中、少女たちの目の前の一頭のヤギが現れる。不可思議なヤギは少女たちに罰を告げ、少女たち…

僕は子供の頃からテレビドラマの『世にも奇妙な物語』が大好きで、 `９０年代初頭の『世にも奇妙な物語』を意識して書いたのが本作です。

食人鬼さんのお話、1話完結。ひとくちでどうぞ。

週刊木製ロマンチカ、人気コーナーである零感倶楽部では毎回、読者の情報を頼りに心霊記事を書いていた。 ベテラン記者の瞬と力の元に新入りが加わり、新たな体制で怪異に挑んでゆく三人だ…

幽霊が出る、データが残っていれば死んだあとでも仮想世界の中で生きてける――などという不吉な噂が電脳空間《リアルワールド》にはあった。友人の死の謎を解くために、主人公は死んだはずの…

犬のマメは一匹でお留守番をしていた。ご主人様が帰ってくると、マメは唖然とする光景を目の当たりにする。ご主人様が四人になっていて、偽物が判断つかない。本物は誰なのかと考え続け、その…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

菜月は、高校時代の友人の結婚式に参列する。 その時、親友の美月がストーカー被害にあっていると相談され、力になろうとするが、自分にも火の粉が降りかかる。

毎日のルーティンは人を殺すこと。 そんな人間の苦悩や絶望、思いやり、こだわりを一人語り形式で進んでいく物語。

厚い壁に覆われた街を舞台に様々な人たちが脱出のため奮闘する物語です。 ゾンビでもなく、かといってただの人間でもない。 そんな存在が蔓延ってしまった一つの街があります。 日常を…

*エブリスタでも書いてます。どちらかと言えばこちらを本拠地にしてます。 　青木涼火は成金の両親のもとに生まれたが、幼くして両親と家を失ってしまう。それでも涼火は生きる活力を持…

社内いじめをきっかけにパニック障害を起こしたスミ子。だが、彼女の日常のところどころに「穴」が出現し始め、次第にスミ子は「穴」の持つ奇妙な性質と関わり合っていく…

暗く長い空間は、この世とあの世、陰と陽、現世と異界をつなぐ分岐点。 日常がいつまでも続くと思っていたが、非日常はすぐそこに有った。 蓬田達雄は中学の同窓会に参加するために二十年…

南雲一樹が目覚めると、そこは見たことも無い部屋だった。執事から告げられる知りたくない事実。繰り広げられる惨劇に一樹達は狂い始める！本当に信じられるモノは......

2022年。我が国ではペットを飼うのに資格が必要となった。 そして、2030年。兎束裕介（うづかゆうすけ）がペット資格を取り、家にやってきた犬が………。 多少ホラー要素があり…

KAC7 「最高の目覚め」 気付けば懐かしき洋館に立っていた。懐かしいのにどこなのか思い出せない。

　藤木恭也は高額報酬のバイトをするため、友人ふたりを連れて山奥にある洋館を訪れた。依頼人の老夫婦が旅行に行く間、ペットの世話をするだけの簡単な仕事だという。 　だが、老夫婦の出し…