「いう」を含む小説

悪魔の国と呼ばれる国と、科学の進歩した国。 太古の昔から相容れなかったその思想。 いなくなったヤムニャは、その悪魔の国にいるという。 信じられなかったけれど…たったひとつの小さ…

　もとは「もう少しだけ」というお題のコンテスト用に書いた短編作品。 　今回もホラー回ですw 　でも、いつもは怪談界のレジェンド、稲川淳二御大の語り口風文体で書くのですが、今回は普…

スワンプマン（人間もどき）の棲む街で生きる人間たちの短編集 ───────────────── 　ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然雷に打た…

　酒場で旅人は身の上話を始める。故郷である山奥の村には、全身を模様で覆われ、人の心を読むと恐れられた女が一人で住んでいたという。幼き日の旅人は、大人は近づくことが許されないとされ…

自分が触れてきた中で、印象的であった物語。その物語について思うこと、感じたことをつらつらと語ったものです。最初から超有名作家さんの作品を取り上げてしまいました。評論、というか、作…

車に轢かれた俺に、声をかけてきたのは、死神だった。 「お前の寿命はまだ余ってる」 そんなことをいう死神の提案とは。

皆様は「数秘術」をご存じでしょうか。 古くはピタゴラスにまで遡る、数で世界を見る算術です。 これがとても簡単に性格や性質を言い当てると、一時期話題になりました。 小説のキャ…

2021年のプリキュアは、「トロピカル－ジュプリキュア」。 キュアパパイアになる中2の少女・一之瀬みのりは、元文芸部。 小説を書いたものの、とある先輩に酷評されたという。 それが…

天夜伊吹の目に映ったのは１２×１２メートルのコートで技や駆け引きを繰り出す本気の鬼ごっこ〈チェイスタグ〉だった。 それを部活にしたチェイス部は今まで目立たなかったこのマイナースポ…

週間カテラン最高1位。 愛する人が死んでしまう宿命を持つ薄幸な美青年ワレスは、過去に犯した過ちのため、自堕落に暮らしていた。ある日、後見人の女侯爵ジョスリーヌから頼まれ、事件を解…

昔はあれほど頼って来たというのに 人とは勝手な生き物だな 少年よ、本当の願いを…… ＿＿＿全て叶えよう

「怒り」が罪となる国で一人だけ怒りを湛える男は、それ以外の感情を表に出すことは許されない、それほどの罪を犯したという。 　その男に、ある青年が訊ねた。 「どんな怒り方をしたの…

　レグ・ラスターは、転生者が処刑される世界に「呪いの子」として転生してしまった。彼はその強大すぎる呪いの魔素の所為で、三年後に命を落としてしまうという。 　呪われた運命を変える…

　働くことに疲れたOL・鳴川望（２５歳）の一人暮らしのアパートに、ある日突然、白イルカが現れた。 　これは幻覚ではと思う望だったが、会社の鬼上司・御手洗一馬（３３歳）の家には、ペ…

心とは何か？ ２０３０年、その問いには一つの終止符が打たれた。心臓の裏側に位置する、小さな内分泌系の臓器が発見され、それは心の機能を有していることが突き止められた。その臓器（以下…

ネットに小説を投稿している俺は、織田信長をモチーフとした新作を執筆中。 だがその時、突如空間が裂け、見知らぬ世界に飛ばされた。 そこにいたのは、織田信長本人の亡霊。彼は、自分を…

リサイクルショップに行った大学生の俺たちはとある商品に出会う。 百円の冷蔵庫だ。 機種は新しめで、動作に問題もなく、汚れがあるわけでもない。 安さの理由を尋ねると中身が入っている…

砂原耕太は中学二年生。夏休み、同い年のいとこである芽衣の家に滞在している。 そしてそこに謎の青年が現れる。彼は魔法が使え、さらに自分は魔界の王子であるというのだ。 魔界から人間た…

「孤独な迷宮に、冒険と言う名の光を」 剣と魔法が存在する世界。 冒険者たちから、特例でその存在を認められている者、『迷宮管理者』。 その若き管理者・キソラは、冒険者たちの要…

俺の母はよく、俺のことを「橋の下で拾った」という。俺はその事実を知らないまま育ち、ある日、俺の実母を名乗る女に出会ってしまった。