「ばかり言って」を含む小説

小学生で日本記録、中学１年で１００m全国大会出場を果たした僕の目標はオリンピック出場。 叶わないかも知れない……でも、僕は自分の足を、才能を信じていた。 でも……それは本当…

『青薔薇は魔を招く』 ……巷ではそう言われているけれど、僕はそうじゃないって信じていた。 「幸せの青い薔薇」って僕の死んだお母さんは言っていたから。 吸血姫と僕っ子の百合なら…

突然現れた腹違いの妹を名乗る天使のように可愛いエリー。 男爵家の養女として貴族学園に転入してきた彼女は、公爵令嬢であるオリビアに何かと対抗意識を燃やしてくる困った存在だ。 そして…

10年以上経った今も、ふと思い出す夜がある。「浮気したら、私なしじゃ生きられないくらい、惚れさせて捨てるから」そう言って悪戯っぽく笑った、緑色の瞳を持つ美紅さんのことを。 これ…

凛子の家に突然現れたヤクザ。そのヤクザは凛子の義兄だと言ってそのまま凛子を拉致してしまう。 ちょっと待って。私にヤクザの義兄なんていないんですけど。戸惑う凛子の運命はいかに。

会社員の松下は、ずっと片思いだった人がフェイスブックで結婚報告をしているところを目撃してしまう。 その日は浴びるように酒を飲んで、気がつけば駅前で一人の少女の前にいた。 路上ミ…

クラス一の美少女にして「奇行姫」として知られる白崎春香。そんな彼女から荒木悠真に突然メッセージが届いた。 『荒木君、私と付き合ってください』 詳しく話を聞くと、AIに誰を恋人…

リリーは極度の男性アレルギー持ちだった。修道院に行きたいと言ったものの公爵令嬢と言う立場ゆえに父親に反対され、誰でもいいから結婚しろと迫られる。そんな中、婚約者探しに出かけた舞踏…

『この世に神は居るか』と問われて、『居る』と断言出来る者はそうそう居ないだろう。 現状、日本では無宗教者、および無神論者や不可知論者が人口の半分以上存在する。 だが、確かに神は…

高校時代はいじめられ、好きだった子にもフラれた。 氷河期世代の俺は、就職活動でも何度も門前払い。 ようやく潜り込んだ会社はブラック企業で、心も体も壊れ入院し会社はクビに。 気づ…

【カクヨム金のたまご！いただきました！】 毎日何もせず、ただベンチに座るだけ。そんな自分を変えられないし、変えようとも思わない──。 学校をサボり公園のベンチに通いつづけ、入学…

　この世界には四体の邪神が眠っている。 　数百年前に封印されており、今も尚厳重な警備の下封印が解除されないようにされている。 　邪神とは言うが、実際はそれほどの力を持っている『獣…

　俺には推しと呼べる存在がいる。 　それは某配信アプリで活動している新人ライバー、黒猫まつり、という活動者。初配信から一目惚れをして以来、最大限『壁』になろうと推し活をしていた。…

文房具での手書き。物語。巨石建造物。歩くこと、アイルランド。お役に立つことは一切なし、ただひたすら【好き】な事象に関して好きだと言っているだけの、全五回エッセイです。 ※この作品…

　幼馴染は一人暮らしを夢見て高校卒業を機にアパートを借りたらしい。だが、大学から徒歩十分の前田良吾を何故か必要に誘う。 「今日って暇かい？」 　幼馴染は寂しがり屋だがその奥に…

これは幼馴染パーティーを追放された男ケインの半生を描いた物語である。

　バンザイ村で食事処を営んでいたリリトの家族は、料理人スキルを持ったリリトが冒険者になるのを望んでいなかった。 　しかし、子供の頃からの夢である勇者と共に冒険をする。 　と、言う…

　人類が母星を旅立ち早数世紀。宇宙の秘密を暴くため、そして更なる発展のために異なる星への入植船団は次々と星の彼方へと出発していった。 　だがとある入植船団の一つは不運だった。 …

傷心旅行に嵯峨野を訪れた僕は、瑠香と出会った。僕たちは意気投合して嵯峨野を歩いた。そのとき瑠香が言った。「こわい」・・・。

会社員の俺は、怒りを抑えられない自分に苦しんでいた。理不尽な上司に怒鳴り返しては自己嫌悪。大切な後輩に醜い姿を見せては、また自己嫌悪。 ——変わりたい。でも、どうすれば？ そんな…