50代ニート、タイムリープで高校生に!ざまぁ復讐して無双、彼女も金も自由も掴む!
まめたろう
1章「50歳ニート、タイプリープで高校生1年生に」
プロローグ「タイムリープを選択!」
#プロローグ「タイムリープを選択!」
俺の名は黒崎 慎也(くろさき しんや)、今年で確か、、、52歳だったかな?いわゆるダメ人間だ。
――俺の人生は、いつから間違ったんだろうな。
高校時代は毎日のようにいじめられた。毎朝、学校に行くのが怖かった。
好きだった子にも、勇気を出して告白したら「気持ち悪い」とまで言われた。
学校の成績はふるわず家では親が「根性が足りない」と怒鳴り、どこにも味方なんていなかった。
それでも諦めずに生きてきた。努力した。
けど、就職氷河期の現実は残酷だった。ようやく大学を卒業したというのに、面接に落ちて、落ちて、落ちてひどいもの。
やっとの思いで入社できた会社は、ブラック企業だった。
終電帰りが当たり前、休日出勤に無賃残業。睡眠時間は3時間、まともにメシも食えなかった。
気がつけば、体は壊れ、心は擦り切れ鬱で入院、そのまま自己都合での退職。いわゆるクビだ。会社が怖くて文句も言い出せなかった。
気が付けば俺は50代でニートになっていた。完全なる人生負け組だね。俺なりに懸命に努力したつもりだったけど人生ひどいものだ。不公平だ。要領の良いやつだけがうまくいく。
その後は毎日、安い惣菜と酒でなんとか腹を満たし、ゲームとYouTubeで時間を潰す。
親の年金と、わずかな貯金で生きているだけの、みっともない人生。
親にも近所の人にも陰口を叩かれ心やすまることもない。
俺をいじめて笑っていたアイツらは何不自由なく今でも笑っているのだろうな。
たいして努力もせずに上から目線で説教だけしてきた元上司もうまく会社に残っている。
調子のいいときだけすり寄ってお金をせびってきた親戚は今や俺のことを完全に無視している。
みんなたいして努力もせずにうまくやっている。真面目に頑張るよりも要領よく生きる人間が勝つのがこの世の中だ。
もう何もかもが嫌。
全員、消えてしまえばいいと思っていた。
そんな俺が、ある日、事故に巻き込まれた。
たいして外出することもない俺は何故かその日は外出していた。
そして通りすがりの子どもが信号無視で飛び出してきて車が迫っているのを見たんだ。
善行などするつもりもなかったが気づけば体が勝手に動いていた。なんとかぎりぎり押し出して、代わりに轢かれた。
車から人が降りてきた。「この人が勝手に飛び出してきたんだ!俺は悪くない!」とか騒いでいるようだ。
他には「ありがとうございます。子供は大丈夫です」という声も。あの子の親かな?別に救おうと思ってたわけじゃないけど、まあ、助かってよかったな。
でもその声もだんだん小さくなっていく、、、もう痛みも何も感じなかった。ただ「もう、このまま死んだな」と思っただけだった。最悪な人生だったしまあいいか。
***
そして目を覚ますと、そこは真っ白な空間だった。
音も、匂いもない、無機質な空間。立っているのか浮かんでいるのかもわからない。
「よくやったな。予定外ではあるが、悪くない死に方だった」
不意に、声が響いた。
目の前に現れたのは、白髪の老人の姿をした……なんだこれ、仙人か? どうやら神様か?
なにがよくやったなだ、ひどい人生だったぜ。
「お前はまだ死ぬ予定ではなかった。だがまあ、イレギュラーな善行ということで、少々の“特典”をやろう」
特典ってなんだ?
神を名乗るその存在は、俺に三つの選択肢を提示した。
――異世界転生。
――異世界転移。
――タイムリープ。
1つ目は異世界? 剣と魔法? チートでもない限り、俺なんてすぐ死ぬだろ。だいたい異世界の人間なんて何を考えているか分からない。価値観が近いとも限らない。
人を騙したり殺すことを当たり前と思う人間ばかりの可能性もある。きっと飯もまずい。多少のチートはもらえるかもしれないがあり得ない選択肢だ。
転移も似たようなもんだ。右も左もわからん土地にいきなり転生してサバイバルなんて御免だ。とにかく最初が厳しい、俺なんかには無理ゲーだろう。
普通に考えて転生も転移も異世界小説のようにうまくいくはずはない。選択肢は1つだ。
「高校1年時へのタイムリープでお願いします。知ってる世界のほうが、無双できそうなので。ひどいいじめをしていた奴らへの復讐もしたい。彼女も欲しい」と欲望を正直に話した。隠しても仕方がない。
「よかろう、タイムリープだな。ならば高校1年生からやり直せるように手配しよう」
こうして俺は迷いなくタイムリープを選んだ。だってタイムリープならば価値観は同じ。飯も同じ。更には現代で起きることが予め分かっているのだから人生楽勝だ。
異世界転生とか比べようもない。株やFX、仮想通貨など多少はかじっていたからいくらでも稼ぐことは可能。努力なんて不要だ。
そこら辺の人生経験のないガキンチョは目を輝かせて転生とかを選ぶかもしれないが人生経験のある俺から見れば当然ここはタイムリープ一択。
本当にタイムリープできるなら楽勝、これで転落人生から抜け出せる。しかし待てよ?
俺は、さらに頼みごとを一つ追加した。
なぜならタイムリープしたとしても幸せになれるとは限らないからだ。タイムリープして何らかのイレギュラーで失敗したら意味がない。転んでぽっくりとか目もあてられない。ひどい病気になって死ぬかもしれない。
「ちょっとしたことで失敗する可能性もあります。もしタイムリープして幸せになれなかったら……高校1年生からやり直させてください。幸せになるまで何度でも!」
神はニヤリと笑った。
「よかろう。“幸せに人生を終えられなければ”、高校1年生から何度でもやり直せるように手配しておこう。では、良き人生を、、、」
そして俺は、光に包まれて――
目を覚ました。
……天井が低い。
服が……学ラン? え、俺、髪ある!? 腹、へっこんでる!?
スマホは……ガラケー!?
時刻は7時45分、カレンダーは「199X年・4月」!?
「マジかよ……ほんとに、戻ったのか……!」
こ の瞬間から、俺の“やり直し人生”が始まった。
今度こそ、絶対に失敗しない。
復讐も、女も、金も、自由も……全部、この手に掴んでやる!
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