「あの☂」を含む小説

バスの一番前の席。タイヤがある分高くて、なんだか特別感があるあの席。コロナ禍では密を避けるために座れなくなっていたあの席。それが最近3年ぶりぐらいに解禁された嬉しさを閉じ込めまし…

夏の日暮れの切ない時間にふと向日葵が目に入った。あの向日葵はどんな気持ちで咲いているのかと思い綴った句です。

失恋したあの子と行きたかった夏祭りを綴った句です。

あの時言えていたなら、この結末は少しでも変わっていたのだろうか＿＿＿＿。 静かに大人しく高校生活を送りたい如月櫂（きさらぎかい）だが、クラスで一際華麗さが目立つ森元智亜貴（もりも…

あのころは世界の中心で自分だけが王様で、強くいられたはずだったのに

朧げな小学生の時の記憶で連作を編んでみました。

主人公の元に届いた一通のメール。そこに添付されていた『未来の日記』はこれから起こることを予言していた。

社会に混迷を与えた感染症の流行から三年が経った冬の日。ユウは一人、寒空の下二日酔いの頭を抱え秋葉原駅電気街口の広場に立った。世間はこの三年でいろいろ変わった。それは止まっていたも…

僕「琉生(るい)」彼女「紗季」 夏のある日に会う2人の短編読み切りストーリーです。

雨の音と、嫌な湿気の匂いと、遠い夏の景色が見える。

僕、倉田陽一は、ある日見てしまった。高校で好きになった初恋の女子、瀬川都がキスしてるところを。 キスの相手は、藤野みやびという名前の、女の子だった。 好きになった相手が、百合だっ…

今の自分から、過去に、あの時代に、いた自分へ。行ったり来たり、ラジバンダリー（古い！）

【演劇台本】 時は大正八年、月が不気味に輝く帝都・東亰。 主人公・橘千歳は、親友・香与と共に5年前に失踪した姉・凛に思いを馳せていた。道中、香与とはぐれてしまった千歳は月に狂わ…

最近短歌を始めました。 思ったままを書いています。

国立大学から徒歩5分のところに建つ築40年のアパート、ひだまり荘。 その立地から、住人のほとんどが学生である。 あの頃の俺たちはーー 胸の中に抱えているものと向き合い、乗り越え…

　“何故君は命を絶ったのか”――愛する妻・紗良《さら》が自殺してから半年。曽根崎佑《そねざき・たすく》は、未だ妻の死を受け入れられずにいた。 　息子の竜樹《りゅうき》とはギスギス…

きらめいた時があるからこそに残酷に想いの丈を綴ってみれば －病気になった私から離れていった男（ひと）は一人ではなく－ 連作です。一日～三日に一首、追加していく予定です。

これは、"あの日"より6年前のお話。

揺れ惑う あの日つくった 風鈴に どれも素敵と 笑う母親