「短編怪談 いない」を含む小説

ある学園の怪談より抜粋。 即興小説リメイク作品（お題：ぐふふ、ピアノ 制限時間：15分） リメイク前初出　2020/05/19 この作品は（pixiv/note/アルファポリス…

某運送会社の配達員の浅水。 彼は、最後の配達先に向かうため夕方の田舎道をトラックで走っていた。 彼は、思い出す。 この辺りで行方不明になった先輩社員がいたことを。 その先輩が行方…

中学の新任教師である私は、異常に無気力な沼田という問題児の家庭を訪問する。そこで待っていたのは──

主人公の〝私〟はさえない私大生で、就職や将来に強い不安を抱いていた。対照的に親友の篤志は何事も順風満帆。私は密かに彼を羨む。だが就職活動の失敗をきっかけに、篤志は不幸のどん底に。…

ヤバい仕事に付き合わされ、山の中で穴を掘っていた男の目に、一体の西洋人形が止まる。 何故こんな山中に人形が？　誰がわざわざ人形をこんな場所まで持ってくるのか？　捨てたのか？　その…

私の学校には、『置手紙のナナコさん』という怪談がある。 即興小説リメイク作品（お題：誰かと机 制限時間：15分） リメイク前初出　2020/03/22 この作品は（pixiv/…

視線を感じる。 鈴木智恵は最近自室で視線を感じていた。 気のせい？　疲れ？　それとも…… 相談した友人が言った言葉は、聞きたくない言葉だった。 事故物件…… 智恵は不動産屋に確…

Ｋ市とＴ市は大きな川でさえぎられていた。１本の長い橋がその間をつないでいた。私はその橋を渡って家に帰ろうとした。

初めてネットショッピングを使うようになって少し立った頃。 ハマっていたネットオークションで掘り出し物を見つけた。 少し強めのダメージ加工が入ったジャケットで、すぐに気に入った私は…

これは、私が小学六年生の時に実際に体験したあまりに不可解なお話です。その答えは未だ謎に包まれていますが、誰かに答えを見つけて貰えることを願っています。それが、どうか私たちの手に負…

どこの学校でも似たような怪談話がある。最近よく聞くその噂も同じ類いの物だと思っていた。どこかの高校の女子生徒が自殺しただとか、鏡の前で呪文を三回唱えるだとかよく聞く話。くだらない…

真偽不明な記憶は誰しもあると思う。 特に子供時代の出来事は細かく覚えているが故に、今となっては本当の出来事かどうかわからなくもなる。 そんなお話。 ※この作品は「小説家になろ…

ある朝、妻が突然死した。 愛するたった一人の妻のいない世に生きる意味があるのか。 僕は死を選ぶ。が、妻をこのままにもしておけない。 僕は料理が苦手だけど最後の晩餐の準備を始める。…

会社員の沙都美と優子は夜の駅前広場で座り込む人を見つける。その様子から心配になって近づくと腕に包帯を巻いた女性だった。 走り去る彼女は実は沙都美の大学時代の後輩・芽衣で…… 芽…

普段から理性的な思考で非科学的な現象に納得のいく答えを見いだしていた男が、「格安ならば・・・」と、借りたいわくつきのマンション物件で、自分の理性を越えた圧倒的な負の臨場感に飲み込…

後輩が「牛の首」を見つけたらしい ※以前別の賞に応募していた短編を加筆修正したものです

もう、いい、かい…… どこか遠くから聞こえてくる、少女の声。 それはあの夏から続く、僕の罪と罰。 （他サイト投稿作品を改題改稿したものです）

兄の葬儀で帰郷した美佐枝は、祖母に頼まれて故郷の風習である“ムカサリ絵馬”を描く。この世で独身のまま死んでいった者があの世で伴侶を得られるよう、遺族が夫婦の肖像を描いて寺へ奉納す…

ホラー短編集。 眠れない日に、夜ふかしのお供にどうぞ。 書いてる本人が一番怖がっているので、地名や人名には不明瞭な表現を用いています。特定や調査は自己責任ですが、おすすめはしま…

保育園に通っていた頃、近くのお寺に行った日に奇妙なことが起こった。