「短編(？)」を含む小説

　その競走馬は目立った実績があるわけではない。 　それでも彼女の走りに、目を奪われた。 　牝馬（ひんば）の中でも400kgに届かない小柄な身体。 　前に付けたら、他馬にぶつけられ…

病室に横たわり、死を待つ老婆と、それを看取る婦人。 老婆は婦人の曾孫だった。 毒を飲み続ける先に、彼女が望む結末は待っているのか。

短編です。 どこにでもいる普通の女子高生の密かな誓い。 一旦はもう少し長い話にするつもりで公開し、その後、続きが書けず非公開にしていました。 しかし、これ以上は書いても蛇足か…

一年に一度、僕の誕生日に、空の向こうにいる母から魔法が届く。 自らを『魔女』だと語る母は、『世界の隠し事』を知っている。 『世界の隠し事』は、僕が十八歳まで良い子でいれば、教え…

こちらの短編は、板野かも様主催の企画「新匿名短編コンテスト・再会編 」にて書き下ろした短編です。 企画のテーマは【再会】 規定では2500字以内でしたが、再公開にあたり文字数…

少し長く眠りすぎたようだ。

冒険も事件もない。 何が起こるわけでもないけれど、大切な日々。 そこに生きてる１人の女子高生。 「日常を書いてみてよ」。 そんな友人の１言から書き出した物語。

出口も見当たらない奇妙な部屋で、電球になった幼馴染と出会う話 第七回こむら川小説大賞参加作品 テーマ『光』で書きました。 がっつりブロマンス

世界の終わりを前に、最後の時を普段の日常と同じように過ごしている夫婦がいた。 彼らは幸せだった。 他の誰に何を言われようと、このまま二人で最期の時を迎えられることを幸福だと感じて…

にんじん、大事。 ＊松任谷由実さんの「不思議な体験」を聴いて浮かんだイメージを短編にしてみました。

氷川玲司は校内のラブコメ殲滅を誓う風紀委員長である。そして頼りになる彼の右腕である副委員長、天宮四季の心はといえば……。

アイルランドの西部・ゴールウェイ。涼しい夏が終わり、今年もハロウィンの季節がやって来た。そこに住む少女・イーファは、家族と一緒に毎年恒例のハロウィンパーティをおこなう。……今年さ…

『健康促進部』に所属する男子高校生3人組。 部長のマシロ、副部長のタクマ、部員のトオル。 1月も終わりに近づき、そろそろバレンタインも近付く頃。 奥手な3人組に女子からのプレゼ…

＊本作は完結しましたが、折を見てあちこち手を入れる可能性があります。伏線回収できなかったところもあったりしますんで w。まあ手を入れると言ってもその程度のはずですが。 本作品…

戦いの報せが新聞に踊る大正の時代。 幼い頃から、私には人に見えないものが見えていた。 十二の春、他人に憑いたそれを祓ったことをきっかけに、 両親に担ぎ出されて「憑きもの祓い」を始…

大学生の幹也は、冷えた体を温めるためエレベーターを待っていた。しかし、静かな夜に響く複数のざわめき声が不気味さを増していく。エレベーターの扉が開くと、中には見知らぬ青白い顔の人々…

雪山で遭難した友人の思いを知るために、男も雪山に登る。 そこで己と向き合い、新たな生きる意味を見出した。

人間の僕が機械の女の子にチョコレートを渡したい話。 バレンタインデーにデパートにきた僕。 機械人形である撫子に渡すチョコレートを買いにきたのだが、庇護欲が強めな彼女も一緒につい…

ネット小説は脳に効く。 というお話。 ボクが死なずに生きていけるのは、色々なところでネット小説をかけているおかげでもある。 その程度には感謝している。 読者が多いほうがより良いし…