「膨らみ」を含む小説

「せんぱ～い。手が冷たいです」 久しぶりに会ったテニス部の後輩、結姫は、手が寂しいことをしきりにアピールしてくる。スコート下の透明感のある太ももや、ユニフォームの膨らみ……少し大…

　私は空間を浮遊していた。満天の星空。ほら、2001年宇宙の旅に出てくるあれよ。 　おっかしいなあ。夢でも見ているのかしら。だって、さっきまで、私は、タイムズスクエアのカフェで…

『二兎を追うものは一兎をも得ず。 　だが恋はただ一兎を追えばいい』 　そんな文章が画面の中央に表示された。 　薄緑色の背景に濃紺の文字のシンプルなレイアウト。アプリのホーム画面…

カクヨム短編賞創作フェス カクヨムWeb小説短編賞2023参加作品 テーマ『スタート』 初めての方は初めまして。 久しぶりの方はお久しぶりです。 パパ上こと、ともはっとと申…

40歳独身。 彼女いない歴=年齢 ブラック企業に務める佐伯天馬(さえき てんま)。 長時間労働から解放され、自宅で眠りにつくと激しい胸の痛みを感じ目を開けると、そこは処刑場だ…

　高校二年生、「秋城渚沙(あきしろなぎさ)」は絵に描いたような「ザ・陰キャ」。 　クラスでは仲の良い男子二人と教室の隅っこで推しやソシャゲのガチャについて談義し、陽キャを忌み嫌い…

僕こと黒鉄鉄矢は高校生。芸能事務所でバイトする一方で、大好きな鉄道を中心にした交通系動画配信をしている。偶然バズって左うちわな僕は、バイトを辞めようと思ったのに辞められない。 …

　高校の授業についていけず成績がイマイチな主人公：秋月楓は留年の危機に瀕していた。先生、親との三者面談中に提案されたのは、学校がLGBTへの理解をアピールするために2年生からスカ…

2xxx年。日本ではついに念願の人工知能搭載アンドロイド「DH-シリーズ」がトリニア社から発表された。「DH-シリーズ」への国民の期待は膨らみ、誰もがそれの登場を待ち遠しく思った…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト「児童向け恋愛小説（溺愛）」部門応募作 短編あらすじ 平塚蜜香は小学六年生兼子役の女の子。 子ども向け番組『ファインスマイルプロジェク…

今はもう彼女が何を考えているのか……さっぱり見えない。それは膨らみはじめた乳房のせいなのだろうか。赤みを帯びた口元のせいだろうか。夜更けにも白く美のナイーブな波紋を映り込ませる頬…

　媚薬の過剰摂取で死んだ俺は、狐娘の膝元で目を覚ました。目に映る景色、少女の言動、ピクピクと動く狐耳……何もかもが異常である。しかし！　最も異常なのは己の身体だった！！ 　むっち…

日本が昭和の代紋引っ提げて、世界を相手にブイブイ言わせていたとんでもない時代。煌びやかに膨らみ続けるバブルとはまったく無縁な市井の片隅で、ほのぼのまったりと青春の絵日記を描き続け…

　多元世界の存在が確認されたのは、２１世紀も半ばのことだった。 　突如として発生した『禍』と呼ばれる天変地異の直後、地球のあちこちにゲートが現れた。 　ゲートの先には無数の世界が…

　怪しげなお香を買った青年は、その晩早速それを試してみた。 　すると、不思議なことに、その香りを嗅いだ瞬間から彼の意識は朦朧とし始め、やがて彼の体に変化が現れ始める……。 　そ…

目をひらくと、視界に写る病室の天井。もう長い間、僕はこの景色しか見ていない。 「そろそろか。思えば、悪くない人生だったな」 病室の窓から入り込む風を頬に感じながら、そう思った…

中村凡太、彼は二十四歳の男性です。 何の理想も持たず時が流れるままに背丈を伸ばし、いい大人と呼ばれる頃には生活はすっかり荒んでいました。 計画もせずに仕事を辞め、都会へと引っ…

ここでの作品は、 イコ 氏の **道にスライムが捨てられていたから連れて帰りました** の二次創作の短編集となります。 感想代わりの二次創作の短編を応援のコメントに投稿する所…

　人生に一度、あるかないかの異常事態（トラブル）。 　漫画の世界でしか見ることができなかったそれが、なぜか一気に押し寄せてきた。 　首が無くなり頭が落ちて、 　性転換して胸が膨…

体が大きいのに目立たない存在である主人公は、クラスの美少女学級委員長やギャル系少女に囲まれた席に背中を丸めて座っていた。ある日、彼は自分の机の物入れの中に「柔らかな膨らみ」を発見…