「完成させる 少女」を含む小説

卒部製作の完成を前に、不運な事故で命を落とした少女、美奈子。 美奈子に心を救われた陽菜は、彼女の最後の作品を完成させるために動き出す。 今は亡き美奈子が繋いだ五人の子どもたちが集…

(2021/04/29) 続きを書こうと思いながらも他の作品のためにこちらが手につかず、一年以上放置してしまいました。申し訳ありません。 主人公に名前を与えたので、今までの「少…

第一章 　ジゼルは十七歳の少女でありながら、フェルネラント帝国陸軍の新型兵器実験部隊に所属していた。 　魂の循環を技術転用した人型機動兵器試作１番機リベルギント、その開発技術者ユ…

「殺伐感情戦線」の「鉄」、参加作品です。 祖父の後を継ぎ、ひとり刀を打ち続ける少女・黒。気に入らない作品は残らず叩き折ってしまうため、彼女はついにひとつも刀を完成させることがで…

　現代日本。主人公の女子高生・文原綾は、物と会話できる秘密の力を使って生活費を稼いでいた。そこで悠理なる少女にスカウトされ、仕事を手伝うことに。報酬は、綾の失われた過去の記憶。 …

　劇場館高校の高嶺の花にして、どんな時でも無表情で有名な『鋼鉄の文学少女』の異名を持つ少女・隠神刑部鉄火（いぬがみぎょうぶ　てっか）。 　彼女にはとある秘密があった。 　それは…

　シゲルが死ぬためのロープを物置小屋で探していると、埃をかぶった一冊の分厚い本が目に飛び込んできた。中を開くと、それは塗り絵のようだった。 そしてシゲルは小人の女の子に遭遇する。…

　物語の配達中に迷子になってしまったカタリは、ひとりの少女に出会う。

「人間、二番目を目指すくらいがちょうどいい」――親父の遺言を守り、俺は犯罪組織のなかでナンバーツーを目指してのし上がった。だが、あるときボスは俺にこう命じた。 「そのガキを売り飛…

私たちの世界に魔法がないのは、魔王様のおかげなのです。 「魔法なんてない方が、人は幸せになれる」 そう思った魔王様は、この世界を魔法のない世界に作り替えてくださりました。 そのは…

　高校一年の紬(つむぎ)は、ある日、押入れから、昔作った失敗作のフェルト人形が、よちよち歩いて出てくるのを見る。 「私は王子だ」 と名乗るその人形に、異世界に連れ去られた紬は、作…

ワイバーン、バジリスク、マーメイド、ケット・シー。 それら『幻獣』、すなわち 『独自の生態系を持ち通常の食物連鎖に組み込まれない――かつ超自然的な力を持つ――生物』 の生態系の調…