「古物」を含む小説

「さあ、あなたの願いを聞かせてくださる？」 とある街のとある骨董屋。この店には願いを叶えてくれると噂の『薔薇の女王』という人形がいる。 画家のリリーは大事なコンクールを目前に控え…

　それは、街中から峠をひとつ越えた先の山あいの集落にある。国道沿いにある道の駅から道を挟んで反対側に入った集落の中。 　――猫屋敷古物商店。それは、いつ営業しているかも分からな…

少女みつるは、古物店「鬼灯堂」を経営する朝日奈と会話をするのがささやかな楽しみだった。そんな二人にはそれぞれ秘密があった。 器差とは、測定器が示す値と本来示されるはずの値との差…

中国の墓泥棒家族の物語は、ネットで見られる他のトレジャーハンター小説や、ホラー小説とは全く違う。 この本は、作者本人がで墓泥棒をした経験を記録した本だ。作者は高校卒業後、家族と…

異世界と繋がる不思議な扉を持つ店、『七臥古物店』。 表向きは流行らないリサイクルショップ、裏では「異世界からの品をこちらの世界や別の異世界に売る」知る人ぞ知る名店だ。 七臥津雲…

奇跡の御業とされた導術が技術に優位性を奪われ半世紀近く。竜の多くは爬虫類に再分類され、エルフは人種の一つとして数えられ、魔術師がありきたりなＳＦ小説だけの存在になり果てた時代。 …

妄執と断じて良かったのだろうか。 ある女性の語る、黴の匂いが漂う話。 曰く付きの能面、河童の腕、小鬼の木乃伊。 父親の趣味が引き寄せた最後の物品は、彼女に何をもたらしたのか。 …

築古物件で頻発する黒い侵略者との激戦で経験した恐怖の実話です。例の黒いアレの話なので生理的に嫌悪する人は読まないほうがいいです。

ブログ閉鎖のための格納庫。 以前掲載したものの、元の話。 SSの集合体。 主人公は綾愛（あやめ）。 主人公の幼馴染、未雪。 主人公の兄、速馬。 続きはありつつも、結局かけ…

繁華街を外れた細い路地の行き着く先にあるレンガ造りの三階建て。 古物、失せ物、探しモノ。骨董と呼ばれるものならば、お客様の思うがままに解決して差し上げましょう。 “薊堂は狐憑き…

仙台の片隅に佇む鄙びた古物屋。店に似合わない美しい店員は眼帯をしていた。そんな店だからか、持ち込まれるのは奇妙な品ばかり。屋根裏の湯呑、不幸の玩具――。彼女の鑑定“思い出読み"が…