「不気味」を含む小説

ひとり暮らしの老婆が遭遇する、奇妙で不気味なトイレの故障。修理代とともに舞い込んだのは、予期せぬ出来事。あなたの背筋も、思わず凍るかもしれません。本作品は、ホラー名人小野塚さんが…

天涯孤独で就職浪人の冴えない主人公は、大地震で何故か気を失ってしまう。 目が覚めたとき、街の住人は全て消えていた。 全ての住民が消えた街で始まる終末サバイバル。 ……の、はずだっ…

都会の生活に疲れた大学生の「僕」は、雨の日にだけひっそりと開く小さな食堂〈雫箱〉に通っている。 繁華街の外れ、傾いたアパートの一階。看板はない。ただ暖簾に濡れた雫の跡がついてい…

＜あらすじ＞ 　アベイル・エルニは悪役令息である。 　第三騎士団に所属する騎士、カインは、ある日公爵令息であるアベイル・エルニの護衛の任務を命じられる。 　アベイル・エルニは…

【御報告】書籍化が決定しました。沢山の応援ありがとうございます。 角川ホラー文庫さんから2024年11月25日発売です。よろしくお願いします。 ※完結しました。またいつかハガシ…

――禁忌歌《きんきか》　『歌ってはいけない呪われた歌』 それは歌ってはいけない歌だった。 友人たちと訪れたカラオケ。楽しいひとときが一転、恐怖の始まりとなる。ひとつの歌が原因…

雨が降り続く、古びた町。そこには不気味な言い伝えがあった。「旧家の娘は十八歳になると、愛する男を水に捧げ、人ならざる美しさを手に入れる――」。旧家の末裔である女子高生・香織。十八…

髪が伸び続けるという古い市松人形を取材した記者は、村に伝わる悲恋の美談を聞く。しかし帰り道、男から「それは表向きの作り話だ」と告げられる。男の先祖だけが知る真実は、村の英雄とされ…

大雨の日に見かけた一人の少女。彼女を追いかけるうち辿り着く古びた民家。「ゆまを、探しに来て」少女に招かれ、主人公は家の中へと足を踏み入れる。不気味な人形と、おぞましい幻覚が誘う水…

　女子大生須寿宮真心はある日、地下鉄の中で清楚なマダムに突然声をかけられる。「あなたには、味方がたくさんいる」と。何のことか分からなかったが、その後、大学の中で不気味な森とその前…

『紅穹の月 ～月夜神（つくよみ）の四将の物語～』のスピンオフ。 黄泉の流れの対岸にある異世界。 平安時代を思わせる華やかな文化が咲き誇る世界。 その世界の月の国と花の国は災い…

「あなたにとって、ロックとはなんですか？」 2023年、春。奈良の南部、暁月町。 幽霊が視える、人の気持ちが分からない高校生、星野悠月は、“狐の痣を持つ不気味な霊”と、“歩く影…

名家に仕える若き執事は、主であるお嬢様と舞踏会に参加する。 その夜、彼だけが気づいた――純白のドレスに残る、消えない血の染みを。 誰にも見えない血、違和感を覚える記憶、歪んでい…

　ミアの婚約者ウィリアムは、これまで常に冷たい態度を取っていた。 　しかし、ある日突然、ウィリアムはミアに対する態度をがらりと変え、熱烈に愛情を伝えてくるようになった。 　彼は、…

タイヨウには記憶がない。 持ち物は背中に背負ったリュックだけ。 旅の同行者は白くて話す蛇。 タイヨウにとっては母のような存在だが、なにかを隠しているようで……。 これはただ…

　この学校には、とても奇妙な部活がひとつあった。 　その名も――不可思議部。 部員はたった二人。 やけに達観した謎の美少女・カシギと特別でも何者でもない普通の男子生徒・喜多羅異…

アメリカ、マサチューセッツ州ベルモント。 クリスマスを目前に、街では不気味な出来事が相次いでいた。血に染まる雪玉、夜ごと灯る蝋燭、届き続ける赤い手紙、子供たちを誘う赤服の影……。

2028年、世界を揺るがす「美談」の裏には、冷酷な「魔術」が潜んでいた。 三流ゴシップ雑誌の記者・西野シホは、あるプレスリリースに違和感を抱く。 難病の日本人少年リクトが受けた…

「居場所がなかった私、リサ。異世界に召喚されたけど、待っていたのは血と泥に塗れた地獄（サバイバル）だった！ そんな絶望の中、私と組むことになったのは、銀髪金目の謎のイケメン。 こ…

疲れて帰ったはずの家は、どこかおかしかった。 過去の男、見知らぬ猫、天井の染み。 日常に紛れ込む違和感が、静かに牙を剥く。