「ミステリィ」を含む小説

　記憶喪失の僕を苛む、『人魚姫』のごとく美しき少女の夢。 　僕は僕を取り戻すために、失踪したミステリィ作家である叔父を追って、『人魚伝説』のある山奥の隠れ里へと向かうが、そこには…

中等部一年の時に『白ワニ事件』と呼ばれる事件を解決した事で、侮蔑の意味を込めて『探偵』と呼ばれる事が多くなった月定邦雄。探偵でありたいと思った事は一度もないが、皆が探偵である事を…

ミステリィ、いわゆる推理小説が好きだが、大して詳しくない作者によるエッセイ。 何とかの十戒やら二十則、と言われてもよくわからないレベルの人間だけど、それでもミステリィについて語っ…

『妹さえいればいい』こそを至上のモットーとしている、究極のシスコンである僕明石月祐は、妹の麟と二人っきりで生きていけるように、実は多元的夢の世界であるこの現実世界を含むすべての世…

　高校生活最後の夏休み。女子高生の仄香は、思い出作りのため、父が所有する別荘に親しい友人たちを招いた。 　沖縄のさらに南、太平洋上に浮かぶ乙軒島。スマートフォンすら使えない絶海の…

　これぞ『後期クイーン問題』に対する解答の一つ!? 　常に『唯一絶対の真相と真犯人』を突き止め得る『名探偵』なんて、もはや時代遅れの産物に過ぎない決定論の申し子『ラプラスの悪魔』…

　高校生ながらもネット上でミステリィ小説を発表している、僕こと横須賀七罪がお付き合いを熱望している一つ年上の先輩で文芸部の部長を務めている防人海鳥は、実は何と三つ子の姉の睦美と妹…

時代は大正、銀座で風変わりな本屋を営む南雲堂。 そこに居候するフランス人ハーフの少女<鈴>と南雲堂の息子<慶一郎>が 日常に潜む事件を読み解く四つの物語。 過去を視る「少女」と…

隠れロマンチスト男子と、ミニチュア謎めき女子ふたりの高校生が、書物に隠された暗号を解く物語。問題篇、解答篇に分けてあるので、問題篇だけ読んで解答、犯人がわかった人はご一報どうぞ。

　K大学心理学科の学生、柏木彩乃は球体関節人形に熱をそそぐ風変わりな女だった。そんな彼女と同レベルの殺人鬼が暗躍し始める。ある日の冬、講師として大学にやってきた男。彼はとんでもな…

　ミステリィと妄想をこよなく愛する神楽坂菜留（かぐらざか　なる）は 　ある日の放課後、些細なトラブルに巻き込まれる。 　そこに現れたのは、ひとりの少女。 　あちこちが蛇のようにカ…

小学生だった頃、〈レインボウズ〉という仲良しグループを作っていた八人。 その内の六人が、謎の覆面男によって拉致され、山奥の閉ざされた廃墟の中へとつれこまれてしまう。 謎の覆面…

仮面を被った謎めいた本格推理作家である百夜白夜のフリークである僕――晴原そよぎは、その百夜が主催する孤島でのミステリィツアーに参加することになった。 そのツアーで一緒になった、…

オンラインＭＭＯＲＰＧ内で結成されたコミュニティ《ホーリーノエル》。 そのメンバー達は、ビデオ通話を使った集いで、ゲームをプレイしながら、楽しくすごしていた。 だが、ある日、その…