「テセウスの船」を含む小説

第10回ハヤカワSFコンテスト　二次落選に伴い再公開します 南海の孤島・須磨島。人魚伝説の残るその島には寄せては返す波のような、変わることのない穏やかな日常だけがある。母の生ま…

　存命措置を受けた僕は、死体として生き続けていた。

Aの体は機械でできていた。 それでも脳の劣化だけは避けられない。 Aは子どもの脳に自分の脳を移植するため、街中で恵まれない子供を巧みに招き入れる。 機が熟せば、子どもの命と引き換…

物が擬人化した世界で、不良品と思しき物々……。彼女らがそこに存在している意味とはなんだろうか。所有者がとるべき行動は？ テセウスの船のパラドックスの解は、オールが取り換えられて…

意識を含めた個人の完全なバックアップ・再生が可能となった未来。主人公は友人の少女・透理との関係を通じて「個人とは何か」を考え続ける。

どうやら幼馴染は俺と付き合ってくれるらしい。好意は無いらしいけれど。ツンデレかな？　……ツンデレだったらいいんだけどな。そんな簡単に済まないのが彼女なのだ。 全34話　ハーメル…

部品を全て置き換えた船は、果たして元の船と同じ物だと言えるのだろうか。 「生体バックアップサービス」と呼ばれるサービスが一般に普及した世界で、人々は思い悩む。

これは、ある研究者の日記。 一応オリジナルで書いたものですが、非常に似ている作品があれば、お知らせください。

　近未来にて「ワイルド・シミュレータ」という動物になって生活をするゲームが流行していた。 　主人公、「大崎士郎」はサラリーマンとしての生活の傍ら、一匹狼の「ジロウ」として第二の人…

【テセウスの船】テセウスの船（テセウスのふね、英: Ship of Theseus）はパラドックスの1つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体（オブジェクト）の全て…

それは本当にその人本人なのか？ 個人を特定するものは何なのか？ SFサスペンス短編。