「カセットテープ」を含む小説

『…お願いだから…もう1人にしないで…』 変な夢を見続けていたのかもしれない。 なんでこんな夢を見るのだろう、僕には分からなかったんだ…。 料理部の看板息子 紡と 軽音部のプ…

KAC20228：私だけのヒーロー 　かつて編集者をしていた私の実体験を元に書いた小説。 　カメラマンの尾高さんはモデルがいます。 　過労死寸前の雑誌編集者・工藤が、カメラマ…

３時間目が水泳だった日、淡々と流れるカセットテープの音しかしない教室、彼と2人きりかと錯覚するような時間。

約二千文字の短編。 実際にはこんなことはあり得ませんが、 昔のカセットテープって裏とか表とかあったなあと、 遊び的な感覚で書いてみました。 この怪文小説の、 意味がお分かりに…

　事故をきっかけに左眼に彼岸のモノが視えるようになった三ツ國(みつくに)史堂(しどう)は、その左眼に導かれるようにして古道具屋『鬼灯』へと足を踏み入れ一人の青年と出会う。それは古…

とある稀に良くある剣と魔法とモンスターが徘徊する異世界。 そこでヒーリングサロンを営む主人公の元には髪結い床宜しく今日も様々な客が訪れる。 師匠譲りの"特殊聴覚魔法"を駆使して人…

1980年代、地方都市。 特に何の取り柄も無い写真好きの少年は、不思議な少女と出逢う― 銀塩と磁性体が紡ぐ物語。

　Side　日暮　颯太 　なんの取り柄も無い三十代。 　夢も希望もなくなり、ただ毎日をボンヤリと生きる。 　そんな自分に訪れた転機は何と異世界。 　ただし、剣と魔法の異世界に…

人間関係をテーマにした小説という企画がありましたので応募させていただきました。 こういう恋愛でもなければ友情でもない、微妙な関係があってもいいのではないでしょうか？

それは古いカセットテープで聞いた祖父の声。 森の奥で、友人を弔ったのだという。 誰にも見つからない森の奥で、鴉に食まれる様を見届けたのだという。 それを聞いて、僕は――。 本作…

図書館で非正規職員として働く森島薫は、ガールフレンドの吉丘郁と同棲し始めて二年あまりになる。二人は趣味や性格がまったく合わないけど、磁石とSとNがそうであるようにくっついたり離れ…

第二次アメリカ内戦。 《全自由主義連合（A.F.F）》と《国家秩序共同体（C.C.C）》の内戦の最中。 泥沼の内戦によって荒廃したワシントンから、アラスカのアンカレッジに一本のカ…

夕飯時に友人から電話がありカセットテープを返したいと言ってきたんだ

青年大岩は、世界の人々から隔離された、今で言うところのぼっちであった。ある時、大岩は世間に絶望し、最強兵器リセットボタンで世界をやり直すことを考える。大岩はカセットテープ…

今はもうすっかり使われなくなってしまったカセットテープをめぐる、ほんの些細な出来事についての、ほんの些細な物語。 （シリーズ第二弾です。単独で読んでいただいても大丈夫です。）