「ひとり語り」を含む小説

週末の焼き鳥居酒屋に入ってきた女性。 一瞬見えた横顔は……会社のほんわか美人、雛菊さん？ 顔を見て確かめたいが……葛藤が襲う。 至極どうでもいいことを、皆真剣に考えている。

ニトウ リュウという名を持つ男のひとり語り。

これは、彼と映画を見た話であってそれ以上でも以下でもないのだけれど、それ以上のなにかが篭っていることを願って。

私にとって、この街はなにものなのだろう。 （短篇集から、一時的に独立させました）

余命半年と宣告された池永文子が、若い頃の恋人“あなた”に綴る手紙。50年の時間(とき)を経て、文子は今“あなた”に何を伝えたいのか。恋愛とは、愛するとは、結婚とは。そして、別れと…

預言者である神子として過ごしたエルフが、社会勉強のために降りてきた人間界で、ホットスナックを食べながら氷結ストロングをのむだけの話。

『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの！』と言って、王太子殿下や側近候補の高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。 正義感あふれる彼らが…

『重箱の客人（まろうど）』 東京愛宕下の古道具屋。年老いた店主が語る物語とは。

星野響及び相葉優樹作。湿っけたっぷり注意の無限増殖詩集。暗く果てのない夜道には、幻想の灯りも必要だって―― セット内容　嫌気がさして沈む詩 　　　　　　一緒に傘をさしてほしい詩 …

人間の子供が天使になるという『天使病』が存在する異世界ヴェルティリアのお話。 孤児の集まる教会でひときわ異彩を放つ存在の少女。 彼女には、見えるモノと見えないモノがある。 …

人恋しい季節。 １２月にただ春を待つ私のひとり語り。

わし、六十二年、犬派やった。 せやけど、わし──飼いたなってもうた。 定年退職したおっちゃん、求む猫。 実話を基にしたフィクションです。

物語のようで、物語ではない。嘘のようで、本当の話。

愛媛県西宇和郡伊方町三机という場所を舞台にしたひとり語りの話です。 うちの先祖が眠る場所、そして軍神と呼ばれた人達の宿がある場所。

SNSで出逢った決して会うことのない人たち。チャット、ときどき通話。繋がっている瞬間、どこかにその相手は間違いなく存在しているけれども、顔はもちろん、素性もわからない、そして知る…