「さすらう」を含む小説

　あなたがまだ知らない時代。 　世界では血の通わない存在、無機生命体が地上を支配していた。 　圧倒的な戦力の前に人類はかつて栄華を誇った文明を棄て、散り散りに逃げ延びていた。…

常冬の島ジマーにある不思議屋マドゥカに、春の訪れが遅いある日の夜、不思議な客がやってくる。その客はいきなり言った。「レティア・モリガンのスクラップ・ブックはあるか？」レティア・モ…

銀河系宇宙の辺境の星、制度も法律も届かない《フロンティア》。そこに、もう一人、無駄に高い戦闘能力を持て余す男がいた。バードック・ヘロッド連邦保安官。またの名を「ごくつぶし（ユース…

カタリィ・ノヴェル。 リンドバーグ。 そして、トリ。 ３人（？）が集まって、なんかするみたいです。 お便り読んだりそういうノリで。 カクヨム3周年記念選手権 KAC10 …

菅野和希は異世界で目覚めた。どうしてここにいるのか。何をすれば良いのか。まるでわからない。人里を求めて森をさすらう彼の前に３人の男を引き連れた少女が現れる。

争いが絶えない大陸をさすらう青年シャハーブは、大賢者の書と『全能の書』が眠るといわれる『叡智の館』の噂を聞きつけ、好奇心から館を目指す。 館があると噂の森に踏みこんで、彼が出会っ…

　辺境の小さな村に住む少女、レテ。 　ある日、村を訪れたカラヴィンカが彼女に告げる。 　「おまえには『天上の歌声（ベルカント）』があるね。いずれ印を得るだろう」 　一生を自分たち…

『国防はあたしらのオシゴト』の後譚。めぐ美の犠牲の上で生き残った世界を懐疑するななが組織を抜けてさすらう日常を描きます。

至って普通の学生だったトモキは、ある日、《メルヘニ》と呼ばれる本の悪魔に襲われていたところを、一人の少女に助けられる。各地をさすらう彼女が、去り際にトモキに渡した住所は、《メルヘ…

「で、俺は何番目だって？」いきなり怪しい部屋に召喚された蒼一は、ヒゲのジジイに問う。 　使えるのは先代勇者たちが取り残した出涸らしスキルだけ。火炎、雷、鑑定、回復、まともな魔法は…

形にしたい小説の 習作的散文です。 ひたすら、 低浮上にさすらう日のため息。

五世紀の末——海中の地『倭』には、五つの人間国から成る連合王国が存在した。 同時に、人外の領域では、八百万の神々や在来の妖怪が滅びの危機に瀕していた。 表向き、五王国は交替で大…

　勇者ジャンゴは何度も転生をくりかえし、長きにわたり〈西つ国〉の平和を守って来た。あるとき魔法使い灰色のコルブッチに弱味を握られ、必要のない竜退治へと駆り出されたジャンゴだったが…