「聞けん」を含む小説

※タイトル変更しました。（旧タイトル：赤い糸の結い直し～義妹が、俺の運命の人らしいんだが。～） 俺――高木駿朔は、妹が自分の運命の人だと、神を名乗る爺さんに宣告された。 それ…

　Cは、ムーンボウを見ないままに、私の前から姿を消してしまった。 　夜空にかかる虹のことを、月虹、またはムーンボウという。大気中の水滴がプリズムの役割を果たし、月の光が七色に分か…

　近代において日本の犯罪事情は大きな変化を遂げた。理由なき殺人、身勝手な殺人、顔の見えぬ殺人――。常軌を逸脱した事件が日常の隣で息をひそめるような狂った世界へと、世の中は姿を変え…

※この作品は縦読み仕様となっております。 ある日突然、異世界から大魔王が我が家にやって来た。話を聞けば向こうの世界での生活にうんざりしたらしい。要は家出。これは、そんな大魔王と…

冬の終わりと聞けば、誰もが青い空の下の明るい日差しと萌える緑、柔らかな花の色を思い浮かべるだろう。残念ながら見上げた空は暗く、重く、厚い雲に覆われている。 一人、北国の寂れた駅で…

世の中全てが狂ってる。 本音しか書けません。 人生は一度きりだからもう誰の言う事も聞けません。

　女騎士は笑い、侵略は始まった 　右も左もアバズレクソ女。クズ女騎士、再び見参。 　斜陽を迎えつつあるかつての大国【帝国】に対し、東の覇権国【モスクワ連合】は、突如として宣戦…

本人は「言い分」と思いたいが他人から聞けばほとんどが「言い訳」と聞こえてしまいますよね。 さぁ、人生を楽しむためのhow to短編小説を是非ご一読下さい。

漠然と有名になる事だけを目指して路上ライブを続ける主人公。 ある日、有名レーベルからのオーディションの募集を見つけ、バイトの片手間に作曲へと尽力する。 道行く人の棘のある声、バイ…

　――西暦2148年8月6日 世界は混沌としていました。 いわゆる第三次世界大戦と呼ばれていたこの時代。 人が人を殺し、人が物を壊し、人々は自分の欲望のまま動いていました。 そ…

安いよ安いよ、”女の叫び”だよ。 そこのあんちゃん、最近夜の寝付きが悪いなんてことはないかい。 あぁしは”叫び売り”だよ。 このシーデーを聞けば、あんたたちまちに寝ちまうよ。 え…

目を覚ますと、見知らぬ馬小屋で馬の子として産まれた前世アラサーOL。 早くも馬ライフに順応していたのだが、聞けば何とここは王室の馬小屋だというじゃないか。 しかも私は第2王女…

　宮田下銀は同級生の梨本臨からラブレターで呼び出されたにもかかわらず、なぜか「生理的に無理」とフラれてしまう。 　釈然としないまま校舎の廊下を歩いていると、同じクラスの吉良坂帆乃…

『自分は脅迫されている。何とかしてくれ』 　そんな依頼が来たのは、バレンタインデイのバカ騒ぎも過ぎた、ある日曜の事だった。 　呼び出されたのは都内にある某レコーディングスタジオ…

かけだし新人記者兼、売れない物書きのインタビュー記事。 ここでしか聞けないあの人の愚痴や、こぼれ話をまとめて見ました。

※毎日16時位に更新します。 ある日、暴走する車に轢かれた俺は、目を覚ますと信じられない場所にいた。 その場所は車が空を飛び、科学で魔法を再現し、死者を生き返らせる程に科学が…

とある寒い冬の日。音羽(おとは)ありすは、高校からの友人である乙倉夜宵(おつくらやよい)に、自身の子供を引き取って育てて欲しいと頼まれる。どうして、と理由を聞けば、夜宵は、自分の…

ある日、魔法学校に通う弟が夏休みに先生に連れられて帰って来た。聞けば不登校になっていたことが発覚。原因は…女の子に振られたこと。弟・ガロを大事に思う兄・マキシムは弟の憂いを晴らす…

　あなたと僕は何一つ変わりがない。 　僕とあなたで距離なんか置く必要はないんだ。 　もしあなたが、僕と自分が違うと、あまりにも線を引きたがるならば、あなたは僕そのものに違いない…

これは俺が高校一年生だった頃の七月の話。 いつもと変わらない日常を過ごしていた俺のもとに、一つの荷物が宅急便で届いた。 何気なく段ボールを開封すると出てきたものは――天使。 …