「実は知ってます」を含む小説

いつかの時代に一つのオアシス都市を治めていた女王が、まだ王女と呼ばれていたころの物語。 ------------- 姉王に愛されて育ったオアシス都市の王女・ザフィーラは十三歳…

　魔法や妖精のいる世界アズゼーテ。そこで暮らしていた魔女エリアーデは幼い頃に醜い老婆のような姿の闇の妖精ディアナにそそのかされてディアナと容姿を交換させられ、さらに呪いをかけられ…

私たちの生きる世界とは違う世界では、無気力なエルフの少女の鬱々とした日常があった。 　里長(父)からは、【無気力の体たらく】と言われ、里から追放された主人公、ラピスラズリが、この…

38歳になっても独身の大川紀之は、親友の訃報を聞き、故郷に戻る。親友の奥さんは、紀之の元カノの沙奈枝だった。沙奈枝は昔と変わらず美しかった。後に紀之が沙奈枝の元カレだと知った親友…

「もしもし、私、メリーさん…。」 こんな都市伝説知っていますか？ 都市伝説を巡るギャグストーリー！！ 都市伝説のもう一つの解決法！？

一途ヒロイン×無骨ダーリン ＊＊ 一生懸命で妄想過多、下心全開の【リディア】は、片思いしている【バルザ】を「女性が苦手」と思い込んでいる。 彼がギルドを追放されたと知り、「男に…

虎雹国の王宮で、文官として働く蘭秀。 人使いの荒い上司から命令された仕事を終わらせた帰り道、不思議な唱を耳にした。興味を引かれて聞こえた方角に足を向けると、そこには舞を舞う美しい…

※コンテスト参加用作品のため、ひとまずの完結となります。 西に位置する長庚国では、ふたつの後宮が王家の繁栄を支えてきた。 皇帝のために用意されている太白宮と次期皇帝となる皇子の…

孤児の蜜井戸さぎりは、萩恒家のメイドだ。 狐火の異能を持つ萩恒家は、４年前に襲撃に遭い、生き残ったのは、１８歳の嫡男・崇史と、３歳の姪・希海だけだった。 この４年間、さぎり…

時は明治初期。田舎の夜道をとぼとぼと歩く書生風の元武術家、山田大介は襲撃を受ける。 彼を襲ったのは、大介の外出中に他の弟子たちの襲撃を受け死亡した、大介の師にして外月流の開祖――…

虹ヶ丘小学校に七不思議には、こんなものがある。 好きな子の誕生日、その子が登校するより先に引き出しにプレゼントを入れておくと、両想いになれる――。 かわいらしい外見を持つが…

とある時代のとある皇帝、剋帝姫舜には実しやかなるものが見えていた。 百鬼百邪が蔓延る世界を、日常的に見て小慣れてはいたものの、人の顔にまでそれが浮き出る。 人の顔は黒い靄とそれを…

テラー・サンタは銃火器を使わない、対決を望んできた。 決戦が終った時、伝子はその真意を知った。

竜を鎮める力を持つ『歌うたい』の見習いとして学院に在席していた孤児のシア・アンバーは、覚えのない罪を着せられて学院を追放された。死を選び、北の山中へ赴いたシアだったが、そこで北の…

◯あらすじ 　どうやら今年の一年の中にはちょっと変わったやつがいるらしい。 　入学式以降、賀茂橋高校の生徒たちの間でまことしやかにささやかれていたその噂を俺が知ったのは、五月初…

専門学校の課題で書いたエッセイを加筆修正したものです。 あたしは他の同年代の人より、かなり濃い人生を歩んできたと思います。それを知ってもらう為に、そして自分の気持ちを整理する為に…

鬼を退治する鬼狩り一族として人々の間で名を馳せる、狩谷（かりや）一族。 一族の血を引く娘でありながらも、桃花（とうか）は狩谷一族の父が女中に手を付けて生まれた不義の子として使用人…

「至急、婿を見つけ帰郷せよ」 田舎の実家から突然指令が届いたが、金なし、時間なし、人脈なしの貧乏令嬢ヴィエラには極めて難しい。今だって他部署のイケメン魔法使いクレメントにこき使わ…

僕が物心ついたころから父と母の仲は悪く、喧嘩が絶えなかった。 そういうものだから僕が中学生になるころには両親は別居していて、僕は父親の家に住んでいたが、父の帰りが遅いのをいいこと…