「言」を含む小説

他人が捜しているものを見つけるのがやたら上手い二階堂・グレース・春香は、物語の中心にいない。彼女の周囲に事件があり、人がいる。これは二階堂・グレース・春香と同じ文芸部に所属する、…

電柱の影から、洋服店の試着室から、遊びに来ていた友達の部屋から——日常のあらゆる場面から一瞬のうちに子供が消えてしまう「連続神隠し事件」の渦中にある柚月原市。中学2年生の市川言音…

言能。 それは、全てに対して叩きつけられる、理不尽。 生も死も、理も秩序も、存在も虚構も、世界さえも、この一言の前には全て、意味を成さない。 無抵抗のままに、何もかもを捻じ…

　遺言により遺産が相続されず無一文で家をでたキャッシー。すべてを失って見つけたものは？

普通の主婦が病んでいって『普通』がわからなくなる話です。 （前半５万文字が時系列にそった内容、後半５万文字はピックアップ内容です） （前半は鬱展開しかありませんので、ノーサンキ…

東公先生（←誰それ？）が深そうで深くなさそうで、よくわからない？？ことを言いたい放題！ 大体一話完結なのでどの話からでもどうぞ！ でたらめ漢文調なので文法は滅茶苦茶です。ジャンル…

「僕と契約をするか」 　19世紀フランスの片田舎で、親に捨てられた少女ニニは死にかけていた。 　そんな時、彼女の前に美しい悪魔が現れる。 　彼の名はダンタリオン。 　甘い物が好…

豚に真珠、お前に超塾パンと悪友が言いやがるので、「日本人ならコメを食え」とばかりに俺は「完熟トマトのパエリア風炊き込みご飯」で勝負をかけたのだが

　言葉は武器にだってなるって事を言いたいだけの話です

「この時期は冬至って言ってな……ミカンを丸ごと風呂の中に入れるんだ」 森の中でテントを張っていたふたりのバックパッカーは、ミカンの話で盛り上がっていた。 ひとりは顔の怖い老人。…

子や他人様の名言にまつわるエピソード。 全１０話ですが、時系列もバラバラで、どこからでも読めます。 （アルファポリス様に投稿した「子育てこもごも迷言集～カッサンドラな世界線へ…

生活保護母子家庭。後ろ指をさされては牙を剥く日々。ある日、母親は帰ってこなくなった。 捨てられた少年に、「先生」はある呪いをかける。 「絵を描き続けなさい」 それを愚直に守り続け…

神によって獅童三千矢はとある戦記風乙女ゲームの世界に転生する。 その世界で、(チョロすぎて)他ヒーロー攻略の邪魔になり自分ルート以外だと大体死ぬ事から男ながらネットミームである【…

【初出：2017-19年。加筆を経て「カクヨムコン4」応募】 【2020年1月（旧アカウント退会直前）時点での星：★389】 語彙大富豪――それは、世界に溢れる無限の言の葉を操…

近代の日本には言葉を司る都市がある。そこが「ムサシノ」。文学都市の顔を持ちながら、言葉に関する一切を管理する、公的機関としての役目も担っていた。 【第二回角川武蔵野文学賞　武蔵…

俺たちは、ある雨の日の夜に出逢った。 普通の日々を送っていた剣崎焔。焔は、ある日の夜に謎の可憐な少女言ノ葉黎と出逢う。全ては、あの日の夜から始まっていた。逃れることのできなかった…

LuJingweiはABOの世界に足を踏み入れました。 医者は彼に言った：「あなたは分化障害を持っていて、フェロモンの影響を受けていません。」 Lu Jingwei：「私が予想し…

言葉が不自由で、気持ちが不自由で。だったら黙るしかないじゃないかとふてくされる私の前に現れたのは、言葉のお化けーコトバケと名乗る胡散臭い少年でー。 「僕はコトバケ。君が殺した言葉…