「短い」を含む小説

これは眼鏡が大好きな姉と、自分に好きなものがないことを悩んでいる妹の短いお話。

　カタンと揺れて、目が覚めた。 　暗い車内に、一瞬ここがどこだかわからなくなる。 　仕事帰りだった。週末の疲れ切った体を引きずって電車に乗り、数駅やり過ごす間だけの短い惰眠を貪っ…

私がただ単純に、人生とは？と考えた時この話を作りました。まだまだ私も若く世間知らずでなんとも薄く何を言っているのか分からない作品になりました。だけど伝えたいことはあります。人は呆…

歌迷踊は風呂に入っている最中、突如として現れた鼻息が荒いおっさんに襲われそうになり……（「黒き死神が笑う日」）。 少年はリンゴで構成された生き物――アップルライオンとともに、最近…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ KAC20248　第８回（最終回）お題：めがね 身近に転がってる様々なメガネ探してきました。 ここ…

『先輩は、光と共に色を変える』 今年28歳、やっと職場にも慣れてきた私、三枝遥香はコンセプトバー巡りが密かな趣味だった。 ある日、先月開店したと言う女装がコンセプトのバーに行くと…

短いちょっとしたギャグ短編です

小学校五年生の時。 一応十字路だが、大きめの道路が丁字にぶつかる、変則な道路。 奥へ行っても、住宅地にぶつかる、車があんまり来ない側の横断歩道。 中学生や大人達でも、信号を守ら…

短い不思議な小説を書くつもりです。 特にテーマはなく、思い浮かんだことを並べていきます。 もしかしたら、短編ではなくてひとつながりの物語になるかもしれませんが、それは今のところよ…

時は昭和。湘南は海辺も町も人影まばら、夜道は暗く、路地裏に潜む闇は深かった。人と魔が混然と暮らしたあの時代を背景に、湘南の陰影を奇妙で短い物語に紡ぎました。あなたの知らないあやか…

力に目覚めない巫で、王女の一人ミティスは、巫ゆえに幼い頃から塔に閉じ込められ、絶望しながら生きてきた。 亡き母も巫で、ミティスには愛情を注がず、父たちには疎遠にされ、女官には疎ま…

登場人物は、僕と彼女。 僕はどういう僕なのか?彼女はどういう彼女なのか?書いた僕には判っているのですが。ごく短い、１日の思いです。

浮き沈みのない、沈んだままの短いお話です。 初めて書いてみました。拙いですが、感想もらえると嬉しいです。お手柔らかによろしくお願いします。

　「色」にまつわる奥様の愚痴。こんなダンナが相手だったら、そりゃ愚痴りたくもなるだろう……？ 　KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～　第七…

小さな兄弟と忘れられたお花の短いの童謡童話

流れ星が降る砂漠。人々は星が砕ける音に耳を澄ませる。 しかしこの星に打たれたものは『星憑き』と呼ばれ、世界に災いをもたらすと言われていた。 一体何が起こるのか、よくはわからない…

「ずっと、ずっと君が好きだ、ネリア。君のやりたいことは何でも叶えたいと思う。その準備はしてきたつもりだ。どうか、私と結婚してください」 　紅潮した頬で私の前に跪き、青年は透き通…

散り散りの思い、風景を自由につづる短い物語。

キノコのキノタロウは百均で三百円くらいで売られていたキノコのぬいぐるみに手足が生えたような姿をしている。 そんな彼の元に友人の白くて丸いオニフスベがやって来た。 彼は言う、トリを…

　モテない僕。 　バレンタインデーのチョコをくれるのも毎年幼馴染の瞳の義理チョコだけ。 　モテない僕を笑う瞳。 　落ち込む僕。 　研究者の父が、あるものを僕に手渡しました。 　…