「確かに」を含む小説

祖国のために、沖縄沖で馬鹿みたいに機銃の弾が飛んでくる中、特別攻撃隊（とくべつこうげきたい）の役目を果たし。確かに輸送駆逐艦へ突っ込んだ。米兵達は、もうすでに我が国へ上がり込んで…

人物紹介 天音琴凛《あまね ことり》 高校2年生。頭が良く、眉目秀麗。また、剣道で確かな実力を持っており周りからは『パーフェクトガール』と称されることも。 しかし、少々複雑な家…

【コミカライズ＆書籍化】 「天使……」 　キリルは復唱した。確かに天使と言えば天使だ。あんなかわいらしい生き物は人でないに違いない。 「あれはおまえにも天使に見えるか？」 …

＜第30回スニーカー大賞用あらすじ＞ 高校1年生の少年、七北田千昭は自他の過去を『あらすじ』として視られる超能力を持っていた。 千昭は高校入学直後、未来を『次回予告』として視る…

　少年ルークは、奇跡を望んだ。幼馴染の少女フィリーが救われることを願った。 　けれど、その願いはまっすぐにルークにこたえることはなくて。 　だからルークは、奇跡とは程遠い、手に…

　 　ある日、小さなスケッチブックが、家に届いた。そこには、数々の絵が描かれていた。でも、一つおかしな点がある。どの絵にも、「色」がないのだ。 　そのスケッチブックは隣に引っ越…

二〇二四年になり三人の青年は考え続けていた。 素行が悪い十八歳男性ヒイヤ。 グレーな方法で儲けた十九歳キツト。 二人はだらだら喋って一日をやり過ごす。 そこでいつも瞑想するように…

電車が止まってしまった。人身事故だとのことだ。財布を家に忘れてしまった僕は途方に暮れるが、この状況を楽しんでいる自分もいるのも確かだった。そんなとき、僕はひとりの女性と出会う。

古今集の序文に、紀貫之が書いています。 「ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、目に見えぬ鬼神をもあわれとおもわせ」 短歌には確かに不思議な力があると思います。 　どうしても…

思い出を辿るのはときに懐かしい喜びをもたらしてくれるが、つらいどん底の現在（いま）に引き摺り込まれる不幸も味わう。あの時の笑顔を写真に求めるも、確かな手応えがなく、寂しさと虚しさ…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

恋愛に不慣れな大学生・研一がひょんなことから1989年に転移＆タイムスリップ。そこは現実世界とはビミョーに違う、研一が一番大好きな古いドラマの世界だった。当時大人気だったトップア…

乙女ゲームに転生した私は、6歳の誕生日に前世を思い出した。それは、私が悪役令嬢になったら大好きな弟が廃人になるかもしれないというもの。 可愛い可愛い弟のノア。確かに乙女ゲームの『…

　多数で囲んで反発を黙らせ、言ってもいない命令に従わせる―― 　状況が違えば確かに頷いていたかもしれないけど……しかし今回は無理だ。 　同調圧力がいくらかかっていようとも、「はい…

マンションに、髭のおじさんの霊が同居している。 おじさんは戦国武将「河津忠綱」の霊を自称しているけど、忠綱公は記録によれば白皙の美青年だったはずで―― ※登場する人物名や家…

最果ての町に住む少年ジャコ。 目指し、過酷な道を越え辿り着いたのは『星の井戸』と呼ばれる地。 何でも望みが叶うと言い伝えられる、御伽噺の中だけの存在と思われたその地は確かに実在し…

ふと目に留まった道端に咲く花。あの花の名前は何だっただろうか。

あらすじ： 主人公はとある陰謀に巻き込まれ、理不尽な沙汰により領地も立場も失った失意の帝国の軍人「レドリック・バーンスタイン」。 除隊こそ免れたが、ほぼ全てを失ったはずの彼の元に…

尊敬する先輩から「ここだけの話」を打ち明けられた主人公。それは確かに誰にも言えるはずもなかった。

前回の「僕の生きる遺書」完結から約半年。 あれから僕はどうなったのか。"僕達"とはどういう意味なのか。To be continued...で終わってしまった前回の後日談です。（読…