「#女性向け ＃短編」を含む小説

掌編小説です。 ショートショートの神様、星新一の作品「ボッコちゃん」をかぐや姫風にオマージュしました。 ※過去作になります。（２０２０年）

女子大生の由佳里。 車の免許を取得するため友人の沙耶香と夏休みに合宿教習に行くことに。 そこで出会った四人の男女。 仲も深まり楽しい時間を過ごす。 しかしある夜、指輪が紛失すると…

“死亡フラグ“をすべて“恋愛フラグ“だと思い込む究極の恋愛脳お嬢様、久遠寺瑠璃香。 そして彼女に仕える執事、成瀬。 これは死亡フラグクラッシャー成瀬の受難の物語である――。 …

人は小さなことで離れ、小さなことで結びつく。

底の見えない大穴がある街。平和な街に突如として穴が開き、建物や人が呑み込まれてはや十年。 立ち入り禁止区域となった穴の回りに忍び込み、静かな時間を過ごすことを趣味とする少年・道実…

私こと、安芸原理香(あきはらりか）は三十八歳になる。 独身で無職、実家にて父と二人暮らしだが。 ふと、今日はバレンタインデーだと理香は気づいた。 自転車でコンビニへと向かったが……

私はバレンタインデーの夜に、コンビニに立ち寄った。そこでチョコを買った。 母と一緒に食べた後、私は「彼氏さんにあげないの？」と言われる。 戸惑う彼女だったが……。

　妖精も小人も悪魔も妖怪も喋る植物も皆居ないというけれど、うまく隠れているだけですぐ近くにいる。 　だから私は今日も、用事で外に出るときその子達からたくさんの話を聞いたり話したり…

ドラゴンの国として知られているブルノス共和国にある一人の男が降り立つ。旅人オスカーは始まりの竜エルピスを一目見ようとオリン山へと登っていく。そして出会った二人は春から秋にかけて仲…

夏美が最後まで気にかけていたのはメロンソーダと味噌汁だった。

とある冬の日。少女は交通事故をきっかけに、一日しか記憶を保てなくなった。 街中で記憶を失い不安なはずの彼女の前に現れる一人の少年。彼はそんな彼女の幼馴染にして恋人。「俺は未来が分…

きらきらを探し求めて生きていたツムギは、空き教室で感受性豊かな同級生シキに出会う。ツムギは彼への片想いを「今日のあなたに会えない明日なんか来なければいい」と思うほどに拗らせていた…

　夫である智久と穏やか日々を過ごしていた千冬。 　お互いケンカする事もなく、順調な夫婦生活を続けていると思っていたある日、智久から突然「離婚しよう」と告げられる。 　いきなりの事…

　家から遠く離れた、秘境のような場所にある神社に赴き「十分なご縁」を求めて参拝した、高身長で、広く浅く時に深海ほど深く、この世のあらゆるものを愛するのキラキラ系女子中学生、天田 …