サヨナラのリング
@karinaaa
第1話:謎解きの女子大生
不思議だ。見つからない。
この部屋からは誰も出ていない。つまり密室。
その状態でここに置いてあった指輪が無くなっているというのは……。
一体これはどういうことなのだろう。
私は部屋を見渡しながら考えた。
「ふぅー。空気が良いねぇ」
私は伸びをして、大学の同級生である沙耶香に言った。
「こういう自然がある場所って気持良いよねー。ていうか、私達と同じグループの男の子達かっこよくなかった? これは出会いあるかも」
沙耶香がちらちらと少し離れた場所にいる男の子達を見ながら言った。
学校は夏休みに入り、私達は車の免許を取るため、今日から始まる合宿免許に来ていた。
都心から離れたこの場所は田舎とまではいかないが、見慣れているチェーン店やショッピングを楽しむような店は無い。
自動車免許を取るのに集中できるってわけだ。
そんな合宿中にまさかあんな事件が起きるとは……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます