「猫 万人向け」を含む小説

猫をお迎えしたくなった理由です

僕も猫に生まれたかった。

変なことばかり起こる、幼馴染みの男女の一日。 「女の川」……ぼくはチカを迎えに行った。すると平屋建ての小さな家からは、ドアから窓から大量の女があふれ出していた。中にいるはずのチ…

海の上には、絶望した人々が大勢住んだ、砂糖細工の船が浮かんでいる――。 いじめに遭い、人生に絶望した少年は首を吊る。誰も助けてくれない。誰も寄り添ってくれない。人生に対する勇気…

「問題。19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則で、」 　躊躇することなく、すえは早押しボタンを押した。 「…

この作品は、 「第3回 匿名短編コンテスト・パートナー編」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889074323 に出品した作品です。 結果…

「怖いお化けさんがいるので危ないですよ！　……私もお化けですけど」 心霊スポット巡りが趣味のカップルがある日、自動車転落事故を引き起こす幽霊がいると噂される旧猫垣峠へ向かう。 …

1930年、田舎娘、マヤ・パラディールは汽車の揺れに頭をぶつけ目を覚ました。 しかし、満席だった車両には、燕尾服を着た巨漢の手品師が一人いるのみ。 巨漢の手品師は立ち上がると、マ…

悲しくも優しい猫ホラーです。 猫好きな方もそうで無い方も…

寒い寒い冬の日に拾われた子猫のこっぺは、二人のご主人様や先輩猫・めろんやかれーとの交流を通じて成長してゆく。 用語だけ、補足を。 仔にゃんこ＝数週間～一、二歳。人間になついてる…

ギリシャに旅行に行きました。主観に史実を交えた旅行記です。ギリシア正教の教会めぐり、息をのむような絶景、メテオラ奇岩。ペルシャ戦役の激戦地、テルモピュレー、熱狂を今に伝えるオリン…

篠目（しのめ）まき：男。頭がいい。おおらかな性格だが、考えの非凡さから友達を作るのは不得意。 初めてできた友達である薊に懐いており、彼の前でこそ持ち前の頭脳が人のために活かされる…

小さな子どもを誘拐しては殺す殺人事件通称「R.I.P」は今日も続いている。犯人は、ゾンビだ。ゾンビと呼ばれた僕は、ある一人の女の子を誘拐する。汚れなき魂を救うために。

スケベな猫がスケベなことをする日常の話です。 なろうにも投稿しています

賑やかな街にひっそりと佇む喫茶店に、人当たりのいい会社員――水無は足繁く通っていた。マスターの大神に愚痴をこぼしながらも、気になるのはカウンターに座る、普段見かけることのない眼鏡…

核戦争だの何だのから始まる『絶望の時代』を乗り越えた、絶滅危惧種・人類。 旅人のイージーは、『天空の城』を探していた。 彼の遠い遠い先祖が書き遺した日記。 書かれていたのは、不…

時は文化（くらい）、所は江戸神田。おさとは、再婚相手の庄吉と連れ添って、八年になるが、最近、夫の怠惰な態度に苛立ちを感じはじめていた。そんな矢先、前の姑と出くわし、ささいな、それ…

もうすぐアラ４０の海に片足が入る年齢の駄猫（オス）が素人ポッドキャストの企画として音楽活動を初めてみたらどこまでたどり着けるかという実験的バラエティエッセイです。 自分の首を絞…

語り部と名乗る彼が語る猫二匹。 田舎から出てきた一匹の猫・ヤサは、都会で一旗あげようとやってくる。 そこに、田舎の知り合いの伝手で、出会った町を束ねるボス猫の息子・キヨワ。 二匹…