チカの街
酒田青
プロローグ
「あ、もしもし。高野君?」
「うん」
「寝起きかな。ねえ、今日一緒に出かけない? わたし、この街に来てまだ間もないしさ、散策に出ようと思って」
「おれと一緒に?」
「うん」
「他の友達は? 何人かできただろ?」
「高野君がいい」
「うーん」
「やだ?」
「いいよ」
「やった! じゃあ、十一時ごろ家に来てね」
「おれが迎えに行くの?」
「そうだよ」
「しょうがないなあ。じゃあ、十一時ね」
「ありがとう。よろしくね」
「はいはい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます