「一文」を含む小説

新選組副長、土方歳三が、二代目和泉守兼定、通称『之定』作の刀を所持していたという逸話がある。近藤勇の手紙に『之定』のことだと思われる一文がある。でも、土方歳三が何振りの兼定を所有…

思い立ったが吉日の一文です。

　――麻雀同好会の合宿は超豪華らしい。 　そんな噂に釣られて、わたしことラブちゃんは、面食いのメンちゃんと一緒に入部した。 　ナルシストな優等生ナルちゃん、ぷらぷら遊んでばかりの…

パソコンにむかひて　こころにうつりゆくよしなしごとを　そこはかとなく。

十年以上前に『小説以前の問題』という言葉に衝撃を受けて奮闘した話です。 投稿小説（いわゆる○○大賞）に落選し続けていたある日、どこかで目にしたのは、「一次審査に落ちる作品は小説…

こんにちは、九州大学文藝部です。2021年5月8日に「書き出し会」を開催しました。 「書き出し会」とは、冒頭の一文を共有して、その後の物語を各自で創作する会です。 今回は「そもそ…

外国に行っていた幼馴染が帰ってきた！ 妹も元クラスメートだった女子もなんだか不安げだぞ！ でも俺は彼女が大好きなんだ。ごめんな！！ クーデレ幼馴染が帰ってくると聞いて、俺の周り…

　——人生は娯楽や。生きるも死ぬも、運任せの風任せ。 　双六はギャンブルで負けて、文無し宿無しの身となる。 　檀原公園のホームレス達の世話になりながら、軍資金を稼ぐ双六。 　ホー…

「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然として敢えて正視する者なし、これ我が東行高杉君に非ずや」 明治四十二（一九〇九）年、伊藤博文はこの一文で始まる高杉晋作の碑文を…

雨の中、一冊のノートを見つけた瑞季。 「次の雨の日に取りに来ます」とだけ書かれたそのノートにどうしようもなく心を惹かれた瑞季は、自宅にそれを持ち帰った。 謎の一文。持ち主はいった…

最後の一文に作者が言いたいことが詰まっています。 ※本作はカクヨム公式企画「KAC2021」のために書き下ろした短編です。お題「尊い」

いちづ男子の全力の告白。さて何回で成功するでしょうか。 登場人物 雨竜智　学年全ての人に大声です挨拶してたら浮いてた悲しい人 むろ太郎　なんだろう。描写が一文もない悲しい人 梅田…

その名の通り架空の小説を集めた作品。いい文章を思いついたものの扱いが難しすぎるヤツらの供養所です。何か胸に刺さる一文があれば嬉しいです。長編小説に疲れた時などに流し目程度に読んで…

背が大きい事くらいしか特徴の無い【北川和臣】の妹の友達の【宮野莉子】は人目を引く程の美少女。 その容姿からか、彼女に心奪われた男から行き過ぎた想いをぶつけられることもあった。 あ…

ヒューマンタグという人間の価値がお金によりあらわさられるようになった世界、そこではお金を使えば人知を超えた能力を修行もなしに使える摩訶不思議な世界だった。このお金に支配された世界…

たったこっきり一文で！　細かいことは一切抜きで！ そんな感じの自主企画に参加させていただきました。 一文小説募集！　霧式様 https://kakuyomu.jp/user_e…

――つまらない人間の歩む人生なんて多分、今読んでいる小説の一文よりも価値のないものだと思う。 四角箱安希（しかくばこ　あき）は生粋の箱入り娘だった。親に縛れて、敷かれたレールを…

　謎の女と契約をした主人公。 　一文無しの生活から抜け出せることに成功したが、そこで待っていたのは異世界人の死体運搬業だった。 小説家になろうにも載せています。 https://…

【短編版】 　【呪具師】のゲインは、使い捨てのデバフアイテム『呪具』の制作担当であった。 　しかし、呪具を作るだけで、大して貢献していないといわれ、パーティがＳランクに昇格し…

　サブカル研究部に所属する高宮青年。彼は従兄の死とその後の奇妙な出来事について語るが、何気ないその内容に潜む戦慄すべき真実とは―― ※本作は筆者の空想によるものであり、架空の出来…