『小説以前の問題』をめぐる奮闘記
高山小石
はじめに
……このエッセイは、2006~2011年にまとめたものです。……
投稿小説(いわゆる○○大賞)に落選し続けていたある日、雑誌か何かで目にしたのは、「一次審査に落ちる作品は小説以前の問題です」という一文でした。
『小説以前の問題』
物語を書けば小説だと思っていた私には、青天の霹靂。
「じゃあ今まで書いてきたモノは何だったの?」
「そもそも、小説ってナニ?」
衝撃から数年、ようやく自分の中で「小説とはこういうモノ」という輪郭が見えてきました。
ここから先は、自分の経歴・経験談を交えて、経験を通して感じた「小説とはこういうモノ」が書いてあります。
結論のみご覧になりたい方は、「結論1」「結論2」「終わりに」へどうぞ。
私の物語の作り方が知りたい方は、「物語の作り方」へどうぞ。
途中、作品名を使っているのは、この文章が忘れっぽい私のために書かれたものでもあることと、他の言葉でうまく説明できなかったからで、どの作品にも文句をつけたいわけではありません。
すべての作品を、完成している時点で尊敬しています。
「小説以前の問題」と何度も引用していますが、すでに元となった文章が何に掲載されていたか記憶になく、前後の文章も正確さを欠いています。
もし元となった文章をご存知でしたら、あたたかい目で見逃すか、掲載元を教えてくださいませ。
これまでに読んだ「小説の書き方」系の本を「資料」に挙げています。
それぞれのお勧めポイントも書こうと思ったのですが、本によっては、すっかり内容を忘れているため、断念しました。
書いてある内容は、今まで多くの小説を読んできている方には、今更なことばかりで、小学生の作文みたいだと思います。
個人的には、ゆっくりでも前進しているのが確認でき、満足しています。
文章を書くことに自分が遠回りしているので、この文章が、誰かにとって、ちょっとでも役に立ったら嬉しいです。
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