「短編＆掌編」を含む小説

　その老人ホームへ行けば、たちまち体は若返り、衣食に悩むことなく幸福な余生を過ごせるという。 　必要なのは莫大な入居料。あるいは、入札で勝ち抜くだけの「運」。 　いま最後の安らぎ…

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事故の後、体と心の治療を行っている男。薬を変え、青い錠剤をのむようになってから奇妙な顔を見るようになった。 男は医者を訪れた。 ＊「小説家になろう」に投稿しています（名義：na…

僕はある日、思い出を売る店を知った。 その店では、「思い出」を売る代わりに、「今」の幸せを手に入れることが出来た。

「コーヒー、ブラックでよかったよな？」 「うん」 　僕はコーヒーを注いだマグカップを二つ持って、香里のところへ戻る。 　――から始まる、千字未満の物語。 　自サイトにも載せて…

未来、意識のバックアップが取れるようになった社会。それが手段ではなく目的化した男を描く掌編。 ＊「小説家になろう」に投稿しています（名義：naro_naro）。 ＊「アルファポ…

SF、ファンタジー、ときどきラブ。 極限まで圧縮された奇想天外な物語たち。 ※１話完結型の超ショートショートシリーズです。 　（１話約３０秒〜１分程度の長さ）

俺は、卓越した運動能力と明晰な頭脳を買われ、政府直属の極秘スパイ部隊のメンバーになった。初仕事は、未だに誰も達成できていない任務、いわゆるミッション・インポッシブルというやつだ。…

昔、初めて宇宙に出た人類が見た、我々の母なる惑星は、青かったらしい。しかし今…。

　飼い猫「あさひ」の変化が、「あたし」の生き方にも変化を及ぼして…… 【即興小説トレーニング】において、「制限時間２時間」「お題：昔の朝日」「必須要素：ガン保険」の条件で書…

「おわかれ喫茶」と呼ばれる、その喫茶店には２つの噂があった。１つは、「そこで別れ話をすると確実に別れられる。」という噂。そして、もう１つの噂は…。

Twetterでちまちま書いていた１００文字小説を再掲。本当は１００話書く予定だったのですが４０話で力尽きました……。

西暦２０１５年。 インターネットの影響か、はたまた神の気まぐれか、妄想を現実化してしまう能力の持ち主【妄想力者】が世界各地にチラホラと出現するようになった。 果たして、妄想は…

目をなくした妖怪達磨さんと、うっかり拾ってしまった妖怪探偵さんとその仲間達による小噺集。 一話完結日常ほのぼの短編、気が向いたら更新していきます。 自サイト、小説家になろうに掲…

一編、「500文字」という縛りで綴られた言の葉たち。 原稿用紙一枚少しに、たった一つの情景をのせて。

雑木林の中に凄然と佇む、円柱形の郵便ポスト。今は使われていないそのポストへ、少年Kは想い人Mへの愛を綴った手紙を投函しようとしていた――。 人を想うことへの幸せと苦しみを描く青春…