「見る」を含む小説

『地味で根暗な鍾乳石が宿り石』の『ステラ・カルサイト』は、二十歳の誕生日に国を追われた王女である。 逃亡の道中行き倒れ、出会った青年『カーティス』に拾われ一命を取り留めるが、…

「さあ魔王、勝負だ！」 魔王城に乗り込んだ勇者は、そう言って魔王へ剣を向けた。だが、圧倒的な魔王の前に、勇者たちは為す術もなく倒れてしまう。 やられてしまった勇者の仲間たちが目を…

　自身のことを平凡だと称する「橘夕花(たちばな　ゆうか)」は、駅のホームから身を投げた「坂口夜娃華(さかぐち　やえか)」を助けた。その時、夕花は夜娃華から「友達になりましょう」と…

高校2年生の上月健斗は、ふとしたことからクラスメイトの高木梓が新人Vtuber、「水咲ネネ」として中小事務所のVキャストからデビューしていることを知る。動画で初めて知った高木の裏…

和康は、謎めいた夢を見るようになった。 夢の中には、自分とそっくりな男が登場する。 彼は、いったい何者なのだろうか。 ※「Pixiv」「アルファポリス」でも掲載しています。

ある大雨の夜、まじめだった男が不真面目に営む定食屋へぶらりとトイレを借りに現れた老人。男は相手を老人だと思っていたが灯りの下でよく見ると……。

小さい頃から同じ夢を見るという現象に苛まれているだけでなく転校先の高校でクラスメートと上手く付き合えずノイローゼ気味になっている少年が教室で寝たふりをしていると涼やかな声に呼びか…

初投稿です。短いので爽快に読み進んでください。よろしくお願いします。

雛倉晴の通っていた小学校には、包帯で顔を覆った女の子――ユキがいた。 小学校に通う誰もが一度もユキの素顔を見た事がなく、周囲の子供達はユキの姿を気味悪がって陰湿ないじめを繰り返…

　途方も無い時間をかけて旅をするヒューマノイド、カナリー。その連綿たる時の流れの中で繰り返される、数多の出逢いと別れから、彼女は少しずつ「人」の何たるかを学んでゆく。 　その優し…

世界図録に記された「大崩壊」 それよりも遥か以前のリードラン。 リードラン五国は互いに牽制しあい領土を奪い合う戦乱の時代にあった。 数多の蛮勇が散らした命。それを目の当たりに…

——600年前【おひさま】は神に奪われた。 　世界は暗黒に包まれ、常夜だけが広がっている。人を滅ぼさんとやってくるは神の遣い隷機《ミニステラ》。魂を奪いにやってくる人類の敵に…

何度も同じ夢を見るのはありきたりなことなのか。それとも非日常の入り口なのか。 ジャンル、これでいいのかな？

「知らない天井だ」 そんな言葉を思わず言ってしまった思井想太が目にしたのはどうやっても手が届かない豪華な天井と見たこともない格好のおじさん達。 そして、想太の横で心配そうにしてい…

「飼い慣らされた狼は花ばかり見る」の奏花の両親の出会いの物語。 触れるだけで人を殺す毒を放つ仙人、禄花。 孤独な彼が出会ったのは、まるで玉石から削り出されたように感情の動かぬ陰陽…

伯爵家であるアスカルト家の三男として生まれたビャクヤ・アスカルト。 彼は無能と呼ばれていた。 最弱と呼ぶにふさわしい貧弱なステータス。 どれだけ勉強しても平凡以下の成績。 どれ…

初めまして24から起業をして、リーマンショック、東北大震災、コロナ、金無しコネ無しの中で起業して全て生き残った男の世の中を見た箇条書きです。 不動産業を営んでおり、職業柄社会の上…

この学校には、他の学校にはない「マコさん」というナニカがいます。主人公たちは、妹の美里を取り戻すことができるのか。「マコさん」とは、いったいどのような存在なのか。 拙い文章ですが…

　世界を恐怖と暗黒に染め上げた混沌の魔王が、長年の眠りから声高らかに復活したある日の事。 　目覚めてみれば、いつも横にいためんどくさい側近も、膨大な数の部下達も、使用人も、誰も…